陸上界のスーパー女子高生が堂々の"日本一"宣言だ。
7月4日、東京世界陸上の代表選考会を兼ねた日本選手権が国立競技場で行なわれ、女子800メートル予選は17歳の久保凛(東大阪大敬愛高3年)が2分2秒56でフィニッシュ。予選全体トップの好タイムで2連覇を射程圏内に捉えた。
【画像】日本陸上界のニューヒロイン!スーパー高校生・久保凛の厳選ショット
貫録の勝ちっぷりだった。3組目に登場した久保はスタート直後からトップに立つと、果敢にレースを引っ張った。力強いストライドでスピードは落ちず、後続との差をあっという間に開く。
2周目に入ると久保についていける選手はおらず、大きくリードを保ったままゴール。最終的には2位に2秒以上の差をつける圧巻の強さだった。
レース後、充実感をにじませながらミックスゾーンに現れた17歳は「決勝に残る部分だけを考えて走っていた。しっかり先頭で1周目を通過して2周目もスピードを落とすことなく、そのままゴールできたらというプランだったので、そのまま走れたかな」と余裕の表情。「去年優勝させてもらって、やっぱりプライドもあるので。負けてられない気持ちがあった」と振り返り、女王としての自覚も十分だ。
昨年は初出場ながら2分3秒13の自己ベスト(当時)をマーク。一気に日本一に輝いた。勢いは止まらず、7月の記録会では1分59秒93の日本新記録を19年ぶりに樹立。現役高校生ながら日本を代表する中長距離ランナーに急成長した。「去年も狙ってはいたんですけど、まだ標準記録が大きい壁だったので。でも今年は明確になってきてて、まだ2分切れたのも1回しかないですけど、感触的にも上がってはいるので。この勢いのまま(決勝に)臨みたい」と参加標準記録(1分59秒00)突破を誓う。
自国開催の世界陸上代表切符を勝ち取るには、今大会で3位以内となったうえで参加標準記録を突破することが条件。「明日は絶対に標準記録を切って、東京世界陸上に出場することを必ず達成して優勝して終わりたい」と力強い言葉を残した。
日本一は通過点――。現役女子高生ランナーの視線の先は、しっかりと世界を意識している。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
【記事】"スーパー女子高生"久保凛が圧巻の走り!800m2分2秒56で予選全体トップ! 連覇かけ決勝に進出【日本選手権】
【記事】田中希実が圧巻の爆走で大会記録、女子5000mで貫録V4! 世界陸上代表内定【日本選手権】
7月4日、東京世界陸上の代表選考会を兼ねた日本選手権が国立競技場で行なわれ、女子800メートル予選は17歳の久保凛(東大阪大敬愛高3年)が2分2秒56でフィニッシュ。予選全体トップの好タイムで2連覇を射程圏内に捉えた。
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貫録の勝ちっぷりだった。3組目に登場した久保はスタート直後からトップに立つと、果敢にレースを引っ張った。力強いストライドでスピードは落ちず、後続との差をあっという間に開く。
2周目に入ると久保についていける選手はおらず、大きくリードを保ったままゴール。最終的には2位に2秒以上の差をつける圧巻の強さだった。
レース後、充実感をにじませながらミックスゾーンに現れた17歳は「決勝に残る部分だけを考えて走っていた。しっかり先頭で1周目を通過して2周目もスピードを落とすことなく、そのままゴールできたらというプランだったので、そのまま走れたかな」と余裕の表情。「去年優勝させてもらって、やっぱりプライドもあるので。負けてられない気持ちがあった」と振り返り、女王としての自覚も十分だ。
昨年は初出場ながら2分3秒13の自己ベスト(当時)をマーク。一気に日本一に輝いた。勢いは止まらず、7月の記録会では1分59秒93の日本新記録を19年ぶりに樹立。現役高校生ながら日本を代表する中長距離ランナーに急成長した。「去年も狙ってはいたんですけど、まだ標準記録が大きい壁だったので。でも今年は明確になってきてて、まだ2分切れたのも1回しかないですけど、感触的にも上がってはいるので。この勢いのまま(決勝に)臨みたい」と参加標準記録(1分59秒00)突破を誓う。
自国開催の世界陸上代表切符を勝ち取るには、今大会で3位以内となったうえで参加標準記録を突破することが条件。「明日は絶対に標準記録を切って、東京世界陸上に出場することを必ず達成して優勝して終わりたい」と力強い言葉を残した。
日本一は通過点――。現役女子高生ランナーの視線の先は、しっかりと世界を意識している。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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