モンスターの次なるターゲットが決まった。

　プロボクシングの世界スーパーバンタム級４団体統一王者・井上尚弥の次戦日程が７月10日に発表され、９月14日に名古屋・IGアリーナでWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ（ウズベキスタン）と対戦することが正式に発表された。

【画像】衝撃ダウンもTKO勝ちで４度目の王座防衛！ラスベガスでの井上尚弥対カルデナスを厳選ショットで特集！

　井上は前回、現地５月４日に米ラスベガスでWBA１位のラモン・カルデナス（米国）と対戦し、２回にダウンを喫したものの８回TKO勝利を収め王座を防衛。プロ30戦全勝で、４度目の王座防衛を果たした。

 　井上が所属するジムの大橋秀行会長は「井上尚弥のキャリアの中で一番の最強の強敵になる」とコメント。井上自身も「カルデナス戦はここをモチベーションに戦っていた。12月のサウジアラビア興行、その先の中谷潤人戦も思い描いている。アフマダリエフに勝つことを意識したボクシングで、この一戦にしっかり挑んでいきたい」と自信を示した。

　アフマダリエフは2016年リオ五輪のバンタム級銅メダリストであり、WBA、IBF同級の元２団体統一王者。強打のサウスポーで、かねてより井上との対戦を熱望。SNSを通じて過激な挑発を繰り返していた。
  　また、セミではWBO世界バンタム級王者の武居由樹が、同級１位クリスチャン・ヒメネス（メキシコ）との３度目の防衛戦に臨むことも併せて発表された。

　戦績は井上が30勝（27KO）、アフマダリエフは13勝（10ＫＯ）１敗。なお、この試合はNTTドコモの映像配信サービス『Lemino』で独占無料生配信される。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】『中谷潤人こそ、井上尚弥を倒せる男だ』――カネロ対クロフォード戦以上のビッグマッチが実現!?　超大物プロモーターも心待ち「日本ボクシング史上、最大の試合になる」

【記事】中谷潤人の“強さ”に米老舗誌が衝撃「激しい序盤、攻撃的な中盤、そして負傷者を招いた終盤...」 井上尚弥とのメガマッチ実現に期待感「一歩近づいた」