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【F1】首位から69ポイントの大差開くも「VERのタイトルを諦めるつもりはない」とマルコ博士。 角田裕毅についても「好転の兆しが見えていた」

THE DIGEST編集部

2025.07.13

フェルスタッペン(右)のタイトル防衛を「諦めるつもりはない」と語ったマルコ顧問(中央)。(C) Getty Images

 F1レッドブルのヘルムート・マルコ顧問は専門メディア『SPEED WEEK』に連載コラムを寄稿。厳しい状況が続いていると振り返りながら、マックス・フェルスタッペンのタイトル防衛を諦めるにはまだ早いと主張した。また、チームメイトの角田裕毅についてもポジティブな見解を示している。

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 フェルスタッペンは過去2戦、不完全燃焼のレースが続いており、オーストリアGPではキミ・アントネッリ(メルセデス)との接触で1周目リタイア、イギリスGPではポールポジションを獲得しながらセーフティカー明けのリスタートでスピンを喫し5位フィニッシュ。ドライバーズランキングでは、首位オスカー・ピアストリ(マクラーレン)から69ポイント差の3位と5連覇に向け黄色信号が灯っている。

 マルコ博士は、以上のレースを振り返りながら、「フェルスタッペンのタイトル防衛は容易なものではないが、タイトルを諦めるつもりはない」と断言。まだシーズンは半分を終えたばかりでポイント獲得のチャンスは十分に残っており、次戦ベルギーGPでは「さらなる改善」によってマクラーレンとの差が縮まる見込みであるため、「タイトル争いが終わったとは考えていない」とシーズン後半へ期待を込めた。

 また、低調なレースが続いている角田については「いくつかの週末で苦戦していたが、イギリスではすでに好転の兆しが見えていた。マックスとの差はほとんどのフリー走行で以前よりも縮まり、イギリスGPでは11番グリッドからスタートできた」と評価。今後に向けて以下のように見通した。

「綿密な話し合いを重ね、スポーツ心理学者とも連携をとっている。(中略)パフォーマンスの向上は感じられており、これがすぐにポイント獲得に繋がると楽観視している」

 チーム代表の交代など転換期にあるレッドブル。自社製PU&新規定初年度の来季に向けた開発に取り組む必要がある一方で、フェルスタッペン移籍の噂も盛り上がっており、シーズン後半戦はこれまで以上にチームとしての力が試される半年間となりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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