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レッドブル代表の電撃交代が、角田裕毅の「残留の可能性を『大幅に』高めるかも」と専門メディア 「夏休み中のシート喪失の懸念は払拭されるだろう」

THE DIGEST編集部

2025.07.14

メキース氏と再び共闘することとなった角田。来季のシート確保に向けパフォーマンスを向上させられるか。(C) Getty Images

 指揮官交代が日本人ドライバーのキャリアを伸ばすことになるかもしれない。

 F1レッドブルは現地7月9日、チーム代表をクリスチャン・ホーナー氏からローラン・メキース氏に交代するという衝撃的な人事を発表した。このビッグニュースが角田裕毅(レッドブル)に与える影響について、専門メディアからはポジティブな見解が示されている。

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 専門メディア『F1OVER STEER』は同11日配信の記事内で、ホーナー氏は昨オフにリアム・ローソンの起用を決めた出来事からも分かる通り、「ユウキ・ツノダがレッドブルにふさわしいドライバーか疑問視してきた」人物であると説明。これまでは、不振が続く角田を「渋々ながら」起用し、シーズン中の解雇の可能性も噂されていたものの、今回の解任によって角田の「夏休み中のシート喪失の懸念は払拭されるだろう」とした。

 一方新代表に就任したメキース氏は、昨季からレーシングブルズのチーム代表を務めてきた人物で、角田と共闘経験があるだけでなく、角田の実力を高く評価しレッドブル昇格を推してきたとされている。

 そのような関係性であるため、今回の交代が「ツノダの2026年シーズン残留の可能性を『大幅に』高めるかもしれない」と同メディア。また、メキース氏の技術的な経験値の豊富さは、昨季のような角田の成長にも役立つだろうと見通している。

 来季の所属先が未定である角田。ホンダとレッドブルの提携が今季で終了、他チームのシートの空きも少ない状況のなかで、新代表からの信頼を勝ち取っていることは、来季以降のシート確保に向け、大きな意味を持つ可能性がある。

構成●THE DIGEST編集部

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