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バレーボール

「まだまだな部分多い」石川祐希、日本R初戦最多22得点も“慢心なし” ニッポン男子バレー主将が目指す高み【ネーションズリーグ】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.07.17

日本の主将を務める石川。ドイツ戦は最多22得点を挙げた。最多写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

日本の主将を務める石川。ドイツ戦は最多22得点を挙げた。最多写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 ニッポン男子をけん引するエースが合流即結果を残した。

 バレーボールの最強国決定戦「ネーションズリーグ」は男子の予選ラウンド第3週・千葉大会が7月16日に開幕した。前回銀メダルの日本(世界ランク6位)はドイツ(同8位)に3-1(21-25、25-20、25-23、25-20)で逆転勝ち。日本ラウンドから合流したキャプテン石川祐希が両チーム最多22得点を挙げる活躍で、初陣を白星発進した。

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 パリ五輪1次リーグで敗れた難敵を撃破した。ドイツの勢いが勝った第1セットを落としたものの、日本は第2セットから主導権を握り石川が相手コートの隅を突く攻撃で25-20で奪い返す。

 第3セットはビハインドで常に追いかける劣勢だったが千葉大会から代表チームに合流した高橋藍、さらに中国、ブルガリア・ラウンドから攻撃陣をけん引するオポジットの宮浦健人が連続得点を挙げて接戦をモノにする。

 勝負の第4セットは石川がレフトから相手3枚ブロックを弾く強打、気迫の表情でブロックポイントを奪うなどエースが多彩なプレーを魅せ逆転勝利に導いた。
 
 今大会、自身の初戦となった石川は勝因について、「2セット目からしっかりゲームの流れを掴めた」と振り返った。自身のパフォーマンスについては「まだまだな部分が多い。もっともっといいパフォーマンスをしなければ」と両軍最多22得点にも満足した顔はみせない。「終わってみればそうですけど、まったく点を取った気持ちではない。もうちょっと取れたところもある」と語り、サーブに関しても「(もっと)攻め切れた部分がある」と課題に挙げる。

 常に己に厳しく、貪欲に高いレベルを目指す日本の主将。昨年のパリ五輪で苦杯をなめた難敵を撃破したとはいえ、決勝ラウンド(30日開幕、中国)へ進出するためにも残り3試合は油断できない相手ばかりだ。「しっかり勝ち切ってファイナルラウンド進出を決めたい」と意気込む石川の目に一切の慢心はない。それがまた頼もしい。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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