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フィギュア

羽生結弦、300点越えならずも四大陸制覇!男子初の主要全タイトル獲得「スーパースラム」を達成【四大陸選手権】

THE DIGEST編集部

2020.02.09

羽生は勝利者インタビューで「フリーでは満足な演技はできなかった」と反省を口にした。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

羽生は勝利者インタビューで「フリーでは満足な演技はできなかった」と反省を口にした。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 フィギュアスケート『四大陸選手権2020』の男子フリーが9日、韓国・ソウルで行なわれ、187.60点をマークした羽生結弦が合計299.42点で同大会での初優勝を飾った。

 羽生は今回の優勝で、国際スケート連盟の主要大会(オリンピック、世界選手権、GPファイナル、世界ジュニア選手権、四大陸選手権)をすべて制覇した男子史上初の「スーパースラム」達成選手に。美しく完成度の高い演技で世界を驚かせてきた絶対王者が、またひとつ新たな勲章を手にした。

 ショートプログラム(SP)で世界最高記録の111.82点を叩き出し、首位に立っていた日本の至宝は、この日のフリーで伝説のプログラム「SEIMEI」を採用。最初の4回転ルッツは着氷に失敗したが、続く4回転サルコー、トリプルアクセルを決め、鮮やかなステップやスピンでリズムを作っていく。
 
 しかし、演技後半の最初に持ってきたコンビネーションジャンプが乱れ、直後の4回転トゥループでは痛恨の転倒。いくつかのミスを出したように本調子とはいかなかったが、その後は軽やかなステップシークエンス、レベル4のスピンでまとめ、会場を沸かせた。

 昨年のグランプリ・ファイナル、全日本選手権ともに2位に終わった羽生にとっては2大会ぶりの勝利になった。3月に行なわれる世界選手権に向けて万全とは言えないが、徐々にコンディションは上がってきているようだ。

 なお、日本勢では、先月のユース・オリンピックを制した鍵山優真が3位で銅メダルを獲得、友野一希が7位に。アメリカ代表として参加した樋渡知樹が9位に入っている。

構成●THE DIGEST編集部

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