F1レッドブルの角田裕毅は現地７月25日のベルギーGPスプリント予選SQ2で、突破圏内の10位オスカー・ピアストリ（マクラーレン）まで0.056秒という僅差で敗退し12番グリッドを獲得。チーム幹部からはこのパフォーマンスに対する反応が上がった一方、興味深い発言が飛び出している。

【画像】モデルや女優ら大物がズラリ…パドックを彩るF1ドライバーの“美しき妻や恋人たち”に注目！ 　チームのテクニカルディレクター、ピエール・ワシェ氏は、「残念ながらユウキはカットラインからコンマ１秒ほど遅れてしまった。（SQ2）２周目のターン４でミスしてしまったが、それがなければSQ3に進出できたはずだ」（F1公式サイトより）と、より上位からのスタートは可能だったと受け止めた。

　一方、オランダの専門メディア『Racing News 365』によると、チームアドバイザーのヘルムート・マルコ博士は、「ユウキ（のマシン）にはアップデートが投入されていなかった」とし、角田のドライビング自体には不満を抱いていなかったという。

　さらにマルコ博士は、ファーストドライバーのマックス・フェルスタッペンを優先するチーム状況のなか、苦戦を強いられている角田について「スプリントレースで何も問題がなければ、いくつか新しいパーツが投入されるだろう」と驚きの発言。習熟度が深まり、速さを見せられるなら、角田車へアップデートが加えられる可能性を示唆した。

　角田自身は、「今回のレースでは新しいパーツをマシンに投入する予定だったが、残念ながらもう少し待たなければならなくなった。でも、それが実現するまで全力を尽くすよ」（F1公式サイトより）と前を向いている。

　はたして角田は、スプリントレースで６戦ぶりのポイント獲得を達成し、状況を好転させられるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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