3週にわたって行なわれたバレーボールネーションズリーグ(VNL)男子の予選ラウンドは7月21日にすべての試合が終了した。日本代表が通算8勝4敗の4位で決勝ラウンド(30日開幕、中国・寧波)進出を決めたなか、アウトサイドヒッター(OH)甲斐優斗の注目度が急上昇している。
【画像】キラリと輝く笑顔もピカイチ!日本バレー界が世界に誇る“ビッグサーバー”甲斐優斗を厳選して特集!
宮崎県延岡市出身の甲斐は、現在専修大(4年)に通う21歳。いつもニコニコした笑顔がトレードマークで、試合を楽しんでいる姿が印象的だ。2024年パリ五輪に続き、代表に選出された身長200cmのスパイカーは、6月のキックオフ会見で「今年はさまざまなことに挑戦して、以前と同じように笑顔でプレーしたい」と意気込みを述べていた。
今年2月から5月まで大学に在籍しながらSVリーグ・大阪ブルテオンの特別指定選手としてプレー。「SVリーグはレセプションを課題として挑戦した。今までより安定してきたと思うので、それを代表でもっと伸ばし、色々と試しながら自分自身の成長につなげていきたい」とも話していた。
そんな背番号15の持ち味はなんといってもサーブ。7月16日のドイツ戦、セットカウント2-1で迎えた第4セットの日本が24-20とマッチポイントを握った場面で、リリーフサーバーとして投入されると、完璧なサービスエースで勝負を決めた。試合後、X(旧ツイッター)では「甲斐くん」がトレンド1位になるほど話題になった。
翌日のアルゼンチン戦後、ミックスゾーンに現われた甲斐に「昨日トレンド1位になりましたね」と声を掛けると、「そうらしいですね」と少し照れくさそうに微笑む。ワンプレーが多くの人の関心を集めたという事実に、「サーブ1本であれだけ影響があったのは嬉しいこと」と素直に喜びを表現した。
主にリリーフサーバーとして起用される甲斐だが、「常にいいサーブが打てるように、ベンチでもしっかり準備している」と語る姿勢からは、彼の謙虚さと真面目さが窺える。また、「試合終盤であればあるほど、自分自身は燃え上がるタイプ」と自己分析し、ポジティブな頼もしい一面も見せた。
その一方で、OHは「スタメンで出たい気持ちはある。それに向けてもっともっと自分を上げていかないといけない」と本音をポツリ。「試合に出ることで(ロラン・)ティリ監督へのアピールにもなるので、出場機会を求めてやっていきたい」とスタメン奪取への強い意志を示した。
VNL準々決勝では予選5位のポーランドとの対戦が決まった日本。トレンド1位を獲得したビッグサーバーは、現役大学生とは思えぬ堂々たるプレーで再び沸かせてくれそうだ。
取材・文●大田更紗(THE DIGEST編集部)
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今年2月から5月まで大学に在籍しながらSVリーグ・大阪ブルテオンの特別指定選手としてプレー。「SVリーグはレセプションを課題として挑戦した。今までより安定してきたと思うので、それを代表でもっと伸ばし、色々と試しながら自分自身の成長につなげていきたい」とも話していた。
そんな背番号15の持ち味はなんといってもサーブ。7月16日のドイツ戦、セットカウント2-1で迎えた第4セットの日本が24-20とマッチポイントを握った場面で、リリーフサーバーとして投入されると、完璧なサービスエースで勝負を決めた。試合後、X(旧ツイッター)では「甲斐くん」がトレンド1位になるほど話題になった。
翌日のアルゼンチン戦後、ミックスゾーンに現われた甲斐に「昨日トレンド1位になりましたね」と声を掛けると、「そうらしいですね」と少し照れくさそうに微笑む。ワンプレーが多くの人の関心を集めたという事実に、「サーブ1本であれだけ影響があったのは嬉しいこと」と素直に喜びを表現した。
主にリリーフサーバーとして起用される甲斐だが、「常にいいサーブが打てるように、ベンチでもしっかり準備している」と語る姿勢からは、彼の謙虚さと真面目さが窺える。また、「試合終盤であればあるほど、自分自身は燃え上がるタイプ」と自己分析し、ポジティブな頼もしい一面も見せた。
その一方で、OHは「スタメンで出たい気持ちはある。それに向けてもっともっと自分を上げていかないといけない」と本音をポツリ。「試合に出ることで(ロラン・)ティリ監督へのアピールにもなるので、出場機会を求めてやっていきたい」とスタメン奪取への強い意志を示した。
VNL準々決勝では予選5位のポーランドとの対戦が決まった日本。トレンド1位を獲得したビッグサーバーは、現役大学生とは思えぬ堂々たるプレーで再び沸かせてくれそうだ。
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