そしてこの三角絞めは“父・橋本真也の技”と言ってもいいだろう。他団体の選手とのタイトルマッチで三角絞め......長くプロレスを見ている者なら、橋本真也が高田延彦からIWGP王座を奪った試合を思い出すのではないか。
デビュー当時から蝶野正洋のSTF、武藤敬司のシャイニング・ウィザードを使ってきた大地は、観客を“歴史との交信”に誘うレスラーだ。今回のフィニッシュもそうだった。もちろんそれは、大地が“七光”とは無縁のトップ選手だから。現在進行形だからこそ、見ている我々は気持ちよくノスタルジーを感じることができる。
大地は出血しながら石川の強烈な攻撃を受けまくった。受ければ受けるほど石川の強さが観客に伝わる。そんな石川に勝ったからこそ大地の評価も上がる。年間ベストバウト候補となるべき一戦だった。今の大地は、日本マット界を代表する凄味あるレスラーだ。
「限界まで闘って負けた」
石川は言った。それを伝え聞いた大地は「自分がやってきたことが正解だった」と喜んだ。
大地は自分の評価よりも「ベルトの価値が上がった」と誇らしげだった。
「今後、このベルトの価値を上げることに尽くしていきます。ちょっとずつお客さんが戻ってきてるから。大日本という団体がいろいろ現状を変えようとしている。その中で今日、一つの結果が見えたのは俺のモチベーションになるし。(防衛ロードは)たぶん間違ってないと思う。これからもそれを証明していかなきゃいけない。どんだけ体ボロボロになっても、俺チャンピオンだからさ。道を切り拓いていかないと」
大地は4月から佐賀の団体BURSTとの2団体所属になった。だが大日本のチャンピオンとしての自負、責任感は以前よりも増している。
そんな姿勢まで含めて、橋本大地は理想のチャンピオンに近づいている。本当に凄い選手になった。感服するばかりだ。
取材・文●橋本宗洋
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大地は出血しながら石川の強烈な攻撃を受けまくった。受ければ受けるほど石川の強さが観客に伝わる。そんな石川に勝ったからこそ大地の評価も上がる。年間ベストバウト候補となるべき一戦だった。今の大地は、日本マット界を代表する凄味あるレスラーだ。
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大地は自分の評価よりも「ベルトの価値が上がった」と誇らしげだった。
「今後、このベルトの価値を上げることに尽くしていきます。ちょっとずつお客さんが戻ってきてるから。大日本という団体がいろいろ現状を変えようとしている。その中で今日、一つの結果が見えたのは俺のモチベーションになるし。(防衛ロードは)たぶん間違ってないと思う。これからもそれを証明していかなきゃいけない。どんだけ体ボロボロになっても、俺チャンピオンだからさ。道を切り拓いていかないと」
大地は4月から佐賀の団体BURSTとの2団体所属になった。だが大日本のチャンピオンとしての自負、責任感は以前よりも増している。
そんな姿勢まで含めて、橋本大地は理想のチャンピオンに近づいている。本当に凄い選手になった。感服するばかりだ。
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