全力でチームを応援するエナジーを受け取った選手たちが汗まみれのユニホーム姿のまま、試合後のコートサイドで待つファンに熱心に対応する光景がそれを物語っている。
シルチ会長は、企画への思いをこのように語った。
「ファンはクラブの一部。応援団に入っていない個人のサポーターも含め、クラブを支えてくれている大事な存在なんだ。国外開催の大会を現地で応援したくても様々な事情で難しい人たちが多い。ひとりでも多くのファンに試合会場で喜びや挑戦を共有してもらい、自身がクラブの一員であることを感じてもらいたい。そのために何かしたいと考えたんだ」
「今回は20名だけど、次はもっと…。この試みが評価されると確信しているし、ポジティブなことは、この先も継続していきたいと考えているよ」
そして10月7、8日に控えるサントリーサンバーズ大阪との「ワールドチャレンジシリーズ2025」にまつわるエピソードも明かしてくれた。
「実は、日本開催のサントリーとの親善試合をこの企画の対象にするつもりだったんだ。しかし、準備期間が足りずに、残念だけど断念したんだよ」
欧州王者の日本凱旋へサポーターたちを連れて行きたかったのだという。
チームとサポーターの距離が近いイタリアのバレーボール界。だからこそ生まれる親近感が、互いを理解・尊重して影響し合える双方向の関係性を作り出しているのかもしれない。
ペルージャが次にどんな奇抜な企画を掲げるのか楽しみにしたい。
取材・文●佳子S.バディアーリ
【記事】続く未来への布石――石川祐希が語るイタリア10年の軌跡と現在地【前編】 遂に達成した日本人初の快挙も「求めていた結果は出せなかった」
【記事】続く未来への布石――石川祐希が語るイタリア10年の軌跡と現在地【後編】 進化への手応えと代表シーズン「ロスでメダルを獲りに行くのであれば…」
シルチ会長は、企画への思いをこのように語った。
「ファンはクラブの一部。応援団に入っていない個人のサポーターも含め、クラブを支えてくれている大事な存在なんだ。国外開催の大会を現地で応援したくても様々な事情で難しい人たちが多い。ひとりでも多くのファンに試合会場で喜びや挑戦を共有してもらい、自身がクラブの一員であることを感じてもらいたい。そのために何かしたいと考えたんだ」
「今回は20名だけど、次はもっと…。この試みが評価されると確信しているし、ポジティブなことは、この先も継続していきたいと考えているよ」
そして10月7、8日に控えるサントリーサンバーズ大阪との「ワールドチャレンジシリーズ2025」にまつわるエピソードも明かしてくれた。
「実は、日本開催のサントリーとの親善試合をこの企画の対象にするつもりだったんだ。しかし、準備期間が足りずに、残念だけど断念したんだよ」
欧州王者の日本凱旋へサポーターたちを連れて行きたかったのだという。
チームとサポーターの距離が近いイタリアのバレーボール界。だからこそ生まれる親近感が、互いを理解・尊重して影響し合える双方向の関係性を作り出しているのかもしれない。
ペルージャが次にどんな奇抜な企画を掲げるのか楽しみにしたい。
取材・文●佳子S.バディアーリ
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