11.29自主興行では、1大会3試合に臨む。
「若いから全然疲れないんですよ。どれだけハードスケジュールでも物足りなくて。試合がない日は練習したり、予定を詰め込みたいタイプなんです。家にいると考えすぎて悩んじゃうからでもあるんですけど」
第1試合では師匠のTAKAみちのくと組んで黒潮TOKYOジャパン&花園桃花と対戦。「3人とも天才なので、この試合で私も天才になります(笑)」と目論む。もう1試合は現在のところシークレット。そしてメインではレジェンド・尾崎魔弓とのシングルマッチ。
もちろん稲葉自身によるマッチメイクだ。尾崎といえば女子プロレス界でもトップクラスのヒールレスラー。チェーン攻撃を得意としており、稲葉が流血する可能性も大きい。
「正直いうと、痛いのとかキツいのは嫌いです(笑)。練習も好きじゃないし忙しいのも嫌だし。前にSareeeさんとか高橋奈七永さんと試合を組まれた時も嫌で嫌で。めっちゃビビりだし、本当は人を殴るのも怖いくらいで。でも18歳からは変わりたい。逃げない自分になります。嫌だとか怖いっていう気持ちを克服するためにも尾崎さんとやりたいなって」
とはいえ、単なるチャレンジマッチのつもりはない。
「よく頑張ったと言われて終わりじゃダメ。勝ちますよ。ボコボコにされるかもしれないけど、その上できっちり3カウント取ります。JTOの2冠チャンピオンが負けるわけにはいかない」
スターダム参戦時はヒールユニット・H.A.T.E.のメンバーとして黒のコスチュームでリングに上がる。
「“黒”の時は会場に向かう時から“今日はどんな悪いことしてやろうか”って考えてますね。人格が変わります。いや、ヒールのほうが素に近いかもしれない(笑)。H.A.T.E.に入って、本当に成長させてもらいましたね。ヒールは頭を使わないとできない。セコンドも大変なくらいで」
一方、ホームリングのJTOでは赤いコスチュームで闘う。赤はもちろん“エース”のイメージだ。
「スターダムでの自分を見たことがある人のほうが多いと思うんですけど、赤の自分も広めていきたい」
尾崎戦は赤いコスチュームで臨むという。空手ベースの蹴りに加え関節技も使いこなし“正統派”としての魅力も十分。姉の自主興行での玖麗さやか(スターダム)戦も期待以上の熱戦だった。3カウントがなくKO・ギブアップで決着するJTOルール、UWFルールに対応できるのも強みだ。
「UWFルールもできるしムーンサルト(プレス)で飛べる、黒く染まることもできる。他の選手とは違う存在になりたいです」
ちなみに得意とする掌底は獣神サンダー・ライガーから、カミゴェは飯伏幸太から直接、伝授されたもの。新日本プロレスでも活躍してきたTAKA代表の縁があってのことだ。
「代表に対してはいつもナメた態度ですけど(笑)、本当は恩返しもしたいんですよ。そのためにも自主興行を成功させたい」
JTOを離れて知名度を高める選手もいるが、稲葉姉妹はともにJTO所属であることにこだわりがある。あずさ曰く「今は小さい団体ですけど、それを自分の力で大きくしたい」。
JTOへの恩返し、あるいはプロレスそのものへの恩返し。稲葉あずさにとっての最も大きなテーマはそれだ。
「プロレスを始める前の自分はハチャメチャというか、いい人生じゃなかったんですよ。思い出したくもないくらい。ダメ人間で、何事も長く続かなかった。でもプロレスだけは続いたんです。欠場してる時にバイトしたこともあるんですけど、向いてなかった(笑)。私はプロレスしか向いてないんだなって。たぶん、いろんな面で人と違うんです。だからプロレスラーとして、後悔しない一生を送りたい」
17歳でそこまで考えるのか、と思ってしまうが、それこそ凡人の発想なのだろう。稲葉あずさの人生は、きっと普通の何倍も密度が濃いのだ。
取材・文●橋本宗洋
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第1試合では師匠のTAKAみちのくと組んで黒潮TOKYOジャパン&花園桃花と対戦。「3人とも天才なので、この試合で私も天才になります(笑)」と目論む。もう1試合は現在のところシークレット。そしてメインではレジェンド・尾崎魔弓とのシングルマッチ。
もちろん稲葉自身によるマッチメイクだ。尾崎といえば女子プロレス界でもトップクラスのヒールレスラー。チェーン攻撃を得意としており、稲葉が流血する可能性も大きい。
「正直いうと、痛いのとかキツいのは嫌いです(笑)。練習も好きじゃないし忙しいのも嫌だし。前にSareeeさんとか高橋奈七永さんと試合を組まれた時も嫌で嫌で。めっちゃビビりだし、本当は人を殴るのも怖いくらいで。でも18歳からは変わりたい。逃げない自分になります。嫌だとか怖いっていう気持ちを克服するためにも尾崎さんとやりたいなって」
とはいえ、単なるチャレンジマッチのつもりはない。
「よく頑張ったと言われて終わりじゃダメ。勝ちますよ。ボコボコにされるかもしれないけど、その上できっちり3カウント取ります。JTOの2冠チャンピオンが負けるわけにはいかない」
スターダム参戦時はヒールユニット・H.A.T.E.のメンバーとして黒のコスチュームでリングに上がる。
「“黒”の時は会場に向かう時から“今日はどんな悪いことしてやろうか”って考えてますね。人格が変わります。いや、ヒールのほうが素に近いかもしれない(笑)。H.A.T.E.に入って、本当に成長させてもらいましたね。ヒールは頭を使わないとできない。セコンドも大変なくらいで」
一方、ホームリングのJTOでは赤いコスチュームで闘う。赤はもちろん“エース”のイメージだ。
「スターダムでの自分を見たことがある人のほうが多いと思うんですけど、赤の自分も広めていきたい」
尾崎戦は赤いコスチュームで臨むという。空手ベースの蹴りに加え関節技も使いこなし“正統派”としての魅力も十分。姉の自主興行での玖麗さやか(スターダム)戦も期待以上の熱戦だった。3カウントがなくKO・ギブアップで決着するJTOルール、UWFルールに対応できるのも強みだ。
「UWFルールもできるしムーンサルト(プレス)で飛べる、黒く染まることもできる。他の選手とは違う存在になりたいです」
ちなみに得意とする掌底は獣神サンダー・ライガーから、カミゴェは飯伏幸太から直接、伝授されたもの。新日本プロレスでも活躍してきたTAKA代表の縁があってのことだ。
「代表に対してはいつもナメた態度ですけど(笑)、本当は恩返しもしたいんですよ。そのためにも自主興行を成功させたい」
JTOを離れて知名度を高める選手もいるが、稲葉姉妹はともにJTO所属であることにこだわりがある。あずさ曰く「今は小さい団体ですけど、それを自分の力で大きくしたい」。
JTOへの恩返し、あるいはプロレスそのものへの恩返し。稲葉あずさにとっての最も大きなテーマはそれだ。
「プロレスを始める前の自分はハチャメチャというか、いい人生じゃなかったんですよ。思い出したくもないくらい。ダメ人間で、何事も長く続かなかった。でもプロレスだけは続いたんです。欠場してる時にバイトしたこともあるんですけど、向いてなかった(笑)。私はプロレスしか向いてないんだなって。たぶん、いろんな面で人と違うんです。だからプロレスラーとして、後悔しない一生を送りたい」
17歳でそこまで考えるのか、と思ってしまうが、それこそ凡人の発想なのだろう。稲葉あずさの人生は、きっと普通の何倍も密度が濃いのだ。
取材・文●橋本宗洋
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