台風の目となりそうな存在なのが17歳の中井亜美。今シーズンからシニアデビューを飾った現役女子高生はGP開幕戦のSPで大技トリプルアクセルを成功。弾ける笑顔でガッツポーズが飛び出した。勢いそのままFSは自己ベストを大きく更新し、坂本を抑えて初優勝。日本女子史上3人目となるGPデビュー戦初Vの快挙を成し遂げた。
GP2戦目となった第3戦カナダ大会は大技を決めきれなかったが、表彰台は確保。シニア転向1年目でいきなり大舞台に進出した女子フィギュア界の新星だ。トリプルアクセルを武器に百戦錬磨のシニア勢相手にどこまで通用するのか。展開次第では表彰台に食い込んでもおかしくない。
中井と同じMFアカデミー所属の23歳・渡辺倫果はGP優勝こそないが、3、2位と連続で表彰台に入った。ギリギリ6番手でファイナルに進出したがSP、FSともにトリプルアクセルを3本組み込む予定でバシッと決まれば、優勝争いに大きく絡んでくるだろう。3大会ぶりのファイナルとなる23歳が当落線上から下克上を狙う。
ライバルとなる海外勢では昨季のGPファイナル女王アンバー・グレン、世界女王アリサ・リウ(ともに米国)が強敵。4月に東京で開催された世界フィギュアスケート国別対抗戦では米国代表のシングル選手として来日。どちらも完成度の高い演技で日本勢の前に立ちふさがり、母国の優勝に貢献した。現代の米女子フィギュアをけん引する両選手が実力を発揮すればワンツーフィニッシュを果たす可能性もある。
名古屋で開催するGPファイナルは8年ぶり。ミラノ・コルティナ五輪を控え、例年以上に注目の集まる頂上決戦は、どんな結末となるのか。注目の女子シングルは5日にショート(午後8時59分)、6日にフリー(午後9時14分)が行なわれる。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】「誰が王冠を取る?」大会公式が紹介した女子シングルの喜怒哀楽
【記事】17歳の女子高生が衝撃のGPデビューV! 日本女子史上3人目の快挙を成し遂げた中井亜美 前世界女王は表彰台で優しくエスコート
GP2戦目となった第3戦カナダ大会は大技を決めきれなかったが、表彰台は確保。シニア転向1年目でいきなり大舞台に進出した女子フィギュア界の新星だ。トリプルアクセルを武器に百戦錬磨のシニア勢相手にどこまで通用するのか。展開次第では表彰台に食い込んでもおかしくない。
中井と同じMFアカデミー所属の23歳・渡辺倫果はGP優勝こそないが、3、2位と連続で表彰台に入った。ギリギリ6番手でファイナルに進出したがSP、FSともにトリプルアクセルを3本組み込む予定でバシッと決まれば、優勝争いに大きく絡んでくるだろう。3大会ぶりのファイナルとなる23歳が当落線上から下克上を狙う。
ライバルとなる海外勢では昨季のGPファイナル女王アンバー・グレン、世界女王アリサ・リウ(ともに米国)が強敵。4月に東京で開催された世界フィギュアスケート国別対抗戦では米国代表のシングル選手として来日。どちらも完成度の高い演技で日本勢の前に立ちふさがり、母国の優勝に貢献した。現代の米女子フィギュアをけん引する両選手が実力を発揮すればワンツーフィニッシュを果たす可能性もある。
名古屋で開催するGPファイナルは8年ぶり。ミラノ・コルティナ五輪を控え、例年以上に注目の集まる頂上決戦は、どんな結末となるのか。注目の女子シングルは5日にショート(午後8時59分)、6日にフリー(午後9時14分)が行なわれる。
構成●THE DIGEST編集部
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