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ラグビー

「ワイルドナイツが一番試合に出られないチームだった」社員選手にして日本代表の長田智希が強豪を選んだ理由【ラグビーリーグワン】

向風見也

2026.05.30

日本代表では26キャップを獲得した長田。来年は2度目のワールドカップ出場を目指す。(C) Getty Images

日本代表では26キャップを獲得した長田。来年は2度目のワールドカップ出場を目指す。(C) Getty Images

 原点は東海大大阪仰星高時代にある。主将として高校日本一に輝くまでの間、落ちているごみを拾う、身の周りを整えるといった私生活の態度がフィールド上でのパフォーマンスに繋がると信じてきた。
 
 監督の湯浅大智が全ての教え子に伝えてきた「普段の生活がグラウンドに反映する」との思いを、誰よりも肝に銘じて生きたわけだ。

「僕は結構、もろに影響を受けている方だと思います。確かに大事だと納得して、実践しました! グラウンド上だけの選手か、それ以外のことも優れている選手か。シンプルにどっちがいいのかを考えた時に、後者だと思って」

 早大の主将時代を振り返れば、リーグワンの複数のクラブからラブコールをもらったものだ。そのうち競争の激しいワイルドナイツを選んだのは…。

「ワイルドナイツが一番、試合に出られないチームで、チャレンジできる環境だと思って」

 ワイルドナイツでは、各自で主体的に研鑽するのが当たり前だった。のんびりした選手はドロップアウトしかねず、その組織風土にも長田は惹かれたという。

「大学までは(指導者などに)やらされてやっていくところがある。ただ、ここでは自分で考えて、自分から求めて成長しないといけない。そこも、(ワイルドナイツを)選んだ理由かなと」

 その延長線上で人気チームのレギュラーとなり、日本代表の中心選手となっている。

 どうなりたいか、何がしたいか、さらに、その実現には何をすべきかまで明確にし、目の前の課題を淡々とクリアしてきたからだ。

 体力測定では測れぬ得難き才能のおかげで、努力を止めずにいられる。

取材・文●向風見也(ラグビーライター)

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