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なぜ日本代表はイタリアを圧倒できたのか。27-10快勝の裏にあった"世界一"を自負する武器

向風見也

2026.07.07

W杯を1年後に控え、チーム力は順調に上がっているようだ。(C) Getty Images

W杯を1年後に控え、チーム力は順調に上がっているようだ。(C) Getty Images

「ハードワーク」は守りでも見られた。

 ロックのワーナー・ディアンズ主将が「自分たちにとって、勝ち」と思えたのは、17-7としていた前半終了間際である。
 
 自陣ゴール前で再三にわたって反則による被アドバンテージを与えながらも、転んでは起き上がって守る枚数を保った。ガンターが人を羽交い絞めにし、ナンバーエイトのジャック・コーネルセンが地を這い、齋藤がボールの行先で身を挺した。向こうにトライを諦めさせ、ペナルティーゴールによる3失点のみでしのいだ。

 ディアンズ、ガンター、コーネルセンらフォワード第2、3列勢のインパクトは強烈。主将経験者のリーチ マイケルが途中出場し、防御力を底上げしたあたりにも選手層の厚さを示した。

 空中戦のラインアウトでも要所でスティールを重ねた。「最初は(事前に用意した)プラン通りにやっていたら『ちょっと違うな』と思って、『変えよう』という話があって」とディアンズ。現場で修正する力を証明した。

 面々は左腕に、黒いテープをつけていた。指揮官の母が逝去したためだ。船頭は頷く。

「エディーさんにとってもしんどい時間。頑張っていかないと、という感じ。エディーのために、チームのために、皆、いいエフォートをしてくれた」

 今回に至っては両者の準備状況に違いがあり、それが互いのパフォーマンスに影響を与えたのは確かだろう。もっとも、現体制3シーズン目最初の代表戦で欲しかった成功体験が得られたのもまた確かだ。

 繰り返せば今度の大会では、欧州6強に激突する。

 続く17日にはオーストラリアでアイルランド代表と対峙し、18日には東京の国立競技場へフランス代表を迎える。フランス代表と予選が同組というワールドカップオーストラリア大会を1年後に控え、独自の勝ち筋を熟成させられるか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】日本がイタリアに快勝!
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