日本のトヨタヴェルブリッツで実質0年目から活躍する2025年までの4年間は、この国の大学シーンで映えた。帝京大在学中、大学選手権4連覇を達成。日々、寮からグラウンドまでの道のりを30分かけて歩き、全国屈指と言われる猛練習に没頭し、大学の医療技術学部と連携する体制でコンディションを整えてきた。
世界と緩やかに繋がりながら、閉じられた空間で己を追い込むことの価値も知る。
「高校3年間とはガラッと変わり、厳しめな大学へ。ここでスイッチを入れるところ、入れへんところのこと(切り替え)を学び、大きく変わったと思います。それが、大人になったということなんですかね。わからないですけど」
プレーしている最中は、「あんまりプレッシャーを感じないタイプ」。壁のように敷き詰められた防御ラインへも臆せず近づき、タックラーの目の前で各種スキルを使い分ける。堂々としている。
「(強みは)アタックでチームを動かせる、(防御に対して)フラットにアタックでき、ラン、キックのオプションもあることです」
26年11月7日。欧州はカーディフのプリンシパリティスタジアムで、ウェールズ代表との大会4戦目に臨む。スターターのスタンドオフに自身と同じくニュージーランド帰りの北原璃久が入り、小村はリザーブに登録された。ジャパンでデビューした昨秋以来のテストマッチ出場を目指す。
約9年ぶりに復帰して3季目のエディー・ジョーンズヘッドコーチが、起用の意図を説明する。
「2人ともいい練習をしています。成長を遂げている。(敵地)のミレニアムスタジアムでは最初の20分が大事。北原にはボールを持った時に相手にプレッシャーをかけ、チームを前に進めてもらいたいです。小村には状況次第で試合を(リードしたまま)締めるのか、(逆転を狙って)オープンにするのかを担当してもらいます。2人ともそれぞれ違うものを持っている。小村は自然なランニングができ、北原は左右両足のキックがある。強みを存分に活かしてほしいです」
ワールドカップオーストラリア大会を翌年に見据え、主力候補が不在の位置でサバイバルレースが生じている。身体能力と感性に秀でる24歳は、序列を引き上げられるか。(文中敬称略)
取材・文●向風見也(ラグビーライター)
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プレーしている最中は、「あんまりプレッシャーを感じないタイプ」。壁のように敷き詰められた防御ラインへも臆せず近づき、タックラーの目の前で各種スキルを使い分ける。堂々としている。
「(強みは)アタックでチームを動かせる、(防御に対して)フラットにアタックでき、ラン、キックのオプションもあることです」
26年11月7日。欧州はカーディフのプリンシパリティスタジアムで、ウェールズ代表との大会4戦目に臨む。スターターのスタンドオフに自身と同じくニュージーランド帰りの北原璃久が入り、小村はリザーブに登録された。ジャパンでデビューした昨秋以来のテストマッチ出場を目指す。
約9年ぶりに復帰して3季目のエディー・ジョーンズヘッドコーチが、起用の意図を説明する。
「2人ともいい練習をしています。成長を遂げている。(敵地)のミレニアムスタジアムでは最初の20分が大事。北原にはボールを持った時に相手にプレッシャーをかけ、チームを前に進めてもらいたいです。小村には状況次第で試合を(リードしたまま)締めるのか、(逆転を狙って)オープンにするのかを担当してもらいます。2人ともそれぞれ違うものを持っている。小村は自然なランニングができ、北原は左右両足のキックがある。強みを存分に活かしてほしいです」
ワールドカップオーストラリア大会を翌年に見据え、主力候補が不在の位置でサバイバルレースが生じている。身体能力と感性に秀でる24歳は、序列を引き上げられるか。(文中敬称略)
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