スターダムのロッシー小川エグゼクティブプロデューサーは「木村花が永眠しました。花は勝ち気そうで実はナイーブな女の子でした。きっともっともっとプロレスがやりたかっただろう。ジュリアとの対決はまだまだ見せたかった。私の誕生日には『まだまだ自粛が続くので、今度小川さん邸でご飯作らせて下さい！一緒に食べたいです』というLINEをくれた。合掌！」と、木村にナイーブな一面があったことを明らかにしている。

　また自身が保持する赤いベルト（ワールド・オブ・スターダム）を懸けて対戦することが濃厚だった岩谷麻優は、3.24後楽園ホールで行なわれた『シンデレラトーナメント2020』の１回戦で対戦し、引き分けに終わった試合の写真とともに「最後の試合になっちゃった もう一回やろうって言ったのに」と早すぎる死を悔やんでいる。
  　デビューした頃から、未来の女子プロレス界を背負って立つ逸材と呼ばれていた選手であっただけに、女子プロレス業界全体に与える影響は計り知れないものがある。ショックを隠せないレスラーや関係者が多いのも当然だ。それだけ大きな財産を失ってしまったのは間違いないだろう。約束されたスターへの道を歩み始めた矢先の悲報は、悔やんでも悔やみきれない。

　試合後には自ら「コメント出しますよ」と言ってきてくれる、取材対応も含めて本当に素晴らしい選手だった。岩谷とは「今度はゆっくり試合をしたい」と話していたのに...。合掌。

文●どら増田

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