ただ、勝にしてみれば、テクニカルな練習のほかに、体幹トレーニングやメンタルトレーニングでも前年以上の努力をしてきただけに、結果を出せなかったことは納得がいかなかったのかもしれない。しかし、ディフェンディングチャンピオンとして迎えた大王製紙エリエールレディスの3日目のゴルフを見ると、今年こそ本来の強さを発揮するように感じた。
65をマークしたのだが、その内容がすごい。1イーグル、8バーディ、1ボギー、1ダブルボギーと出入りが激しいゴルフを展開したのだ。「OBや池ポチャがあっても、これもゴルフだと考えるようにしたんです。いろいろあるからゴルフは面白いんだと」。そう考えることでミスをしてもポジティブでいられたと言う。
振り返ってみれば、ミスもあるがスーパープレーもあるのが、勝の魅力だったのではないか。プロである以上、堅実なゴルフも必要だが、小さくまとまっては意味がない。まだ21歳という若さを考えれば、今季はどんどん派手なゴルフをしていけばいい。あとは、不調に陥る時期をどれだけ短くできるかが課題だろう。どちらにしろ、ラウンド中におにぎりをほおばっていた頃のように楽しんでプレーする姿をもう一度見せてほしいものだ。
取材・文●山西英希
著者プロフィール/平成元年、出版社に入社し、ゴルフ雑誌編集部所属となる。主にレッスン、観戦記などのトーナメントの取材を担当。2000年に独立し、米PGAツアー、2007年から再び国内男子、女子ツアーを中心に取材する。現在はゴルフ雑誌、ネットを中心に寄稿する。
【PHOTO】渋野日向子、原英莉花、勝みなみ、新垣比菜…日本女子ゴルフが誇る"黄金世代"を厳選フォトで一挙紹介!
65をマークしたのだが、その内容がすごい。1イーグル、8バーディ、1ボギー、1ダブルボギーと出入りが激しいゴルフを展開したのだ。「OBや池ポチャがあっても、これもゴルフだと考えるようにしたんです。いろいろあるからゴルフは面白いんだと」。そう考えることでミスをしてもポジティブでいられたと言う。
振り返ってみれば、ミスもあるがスーパープレーもあるのが、勝の魅力だったのではないか。プロである以上、堅実なゴルフも必要だが、小さくまとまっては意味がない。まだ21歳という若さを考えれば、今季はどんどん派手なゴルフをしていけばいい。あとは、不調に陥る時期をどれだけ短くできるかが課題だろう。どちらにしろ、ラウンド中におにぎりをほおばっていた頃のように楽しんでプレーする姿をもう一度見せてほしいものだ。
取材・文●山西英希
著者プロフィール/平成元年、出版社に入社し、ゴルフ雑誌編集部所属となる。主にレッスン、観戦記などのトーナメントの取材を担当。2000年に独立し、米PGAツアー、2007年から再び国内男子、女子ツアーを中心に取材する。現在はゴルフ雑誌、ネットを中心に寄稿する。
【PHOTO】渋野日向子、原英莉花、勝みなみ、新垣比菜…日本女子ゴルフが誇る"黄金世代"を厳選フォトで一挙紹介!