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日本代表合宿が再開。五輪初の卓球ミックスダブルス、水谷隼&伊藤美誠「じゅんみま」メダルの可能性

辛仁夏

2020.06.23

東京五輪を最後に現役引退を表明している水谷。2年前から目の不調に悩まされているが、伊藤とのミックスではITTF大会で優勝するなど、相性の良さを感じさせる。(C)Getty Images

東京五輪を最後に現役引退を表明している水谷。2年前から目の不調に悩まされているが、伊藤とのミックスではITTF大会で優勝するなど、相性の良さを感じさせる。(C)Getty Images

 一方の水谷は日本卓球界をけん引するエースで、北京、ロンドン、リオデジャネイロの五輪3大会に出場して前回のリオではシングルスで日本人初となる五輪メダリスト(銅)になった。東京五輪でもシングルス代表入りを狙っていたが、ポイント獲得を目指していた大会が急遽中止となる不運も重なって逃し、団体戦とミックスダブルスの要員として代表入りを果たした。

 東京五輪を最後に現役引退を公言している水谷は、今年1月6日に卓球の東京五輪代表に選出された後、自身のツイッターにこう決意を語った。
 「自分を選んだことを後悔させません。ロンドン、リオと団体戦無敗なので、そのまま東京でも全勝して自らの引退の花道を飾ります」(抜粋)

 また、4月7日の緊急事態宣言から1か月半が過ぎた5月26日に、プレミアム音声サービス「Now Voice」を通じて、「日本の子供たちへ」という音声投稿では、こんなことも話していた。

「『ピンチはチャンス』という言葉を聞いたことがあると思いますが、どのような状況下でも自分のやるべきことをやることが自分自身を成長させてくれると信じています。私は中2から5年間ドイツに留学しました。みんなが中学校で勉強しているとき、私は卓球をしていました。みんなが高校で恋愛をしているとき、私は卓球をしていました。みんなが大学で飲み会をしているとき、私は卓球をしていました。そして、みんなが大人になって仕事をしているとき、私はプロの卓球選手として活動しています。(中略)自分の歩んできた道は間違っていなかったと、これまで私が残してきた功績がそれを物語っています」(抜粋)
 
 5歳から始めた卓球に情熱を注ぎ、全日本選手権の男子シングルス史上最多の優勝10回を誇る水谷も6月9日で31歳になった。2年前からは目の不調に悩まされ、試合でボールが見えにくいと口にすることが増えた。全盛期のような力は出しにくくなったようだが、万能型のプレースタイルの持ち主が結果を残しているのはキャリアと経験を通じて発揮される戦術と総合力、そして類まれなる卓球センスと自信に裏打ちされているからに違いない。
 

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