専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
ゴルフ

渋野日向子が“2度目“の全英で得た課題と収穫。予選落ちは本当に“リンクスの洗礼“だったのか?

山西英希

2020.08.22

 どちらにせよ、メジャー連覇を賭けた渋野の全英女子オープンは2日間で終わった。選手の目の色が変わる決勝ラウンドこそ大きな経験を得られる場なだけに、何としても予選を通過してほしかったところだが、次に目を向けるしかない。今大会の収穫として、強風の中でもあそこまでしっかりとドライバーを振り切り、安定した方向性と飛距離を得られることが分かった。これまで行ってきたスイング作り、体作りが間違いではなかったことを証明したと言えるだろう。アイアンショットに関しても、練習場ではできていることが試合ではまだできていないことを改めて認識できた。これも試合と練習を重ねることで解消していくのではないか。どこが悪いのかはっきりと自覚している分、修正できるチャンスは十分にある。
 
 かつて、“球聖”と呼ばれたボビー・ジョーンズは、初めて出場した全英オープンで大叩きし、ラウンドの途中でスコアカードを破り捨てて棄権したという苦いエピソードを持つ。また、全英オープンで初出場初優勝を飾り、同大会で通算5勝を挙げたトム・ワトソンも、初出場してから10年近くはリンクスが嫌いだったと言う。要は打ちのめされた経験や悔しさを元にどれだけ成長できるかが大切なのではないか。今季もまだメジャーは残っているし、21歳の渋野にはまだいくらでもメジャーに挑戦できる機会がある。そのチャンスを生かすためにも、今回の試合で得た課題を早急に解消できるかどうかがカギを握るだろう。

文●山西英希
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号