試合後、オカダはこの試合に関しての思いを語った。
【オカダ・カズチカ一問一答】
── 1対3のハンディキャップマッチを振り返ってください。
「高橋裕二郎相手だけでも手強い。邪道、外道、2人入れば多少楽になるかと思ったんですけど、そんなことなかったですね。ホントにキツい 1対3でした……まぁでも、このキツさっていうのは、IWGPのキツさとは比べられないですし。正直、レスラーとしての幅は広がったんじゃないかと思います。
今、新日本プロレスのレスラーも世界中いろんなところに行ってますし、いろんな相手、いろんなスタイルでやらなきゃいけないかもしれない、そういう意味ではやっぱり幅のあるレスラーの方が、世界中に通用するレスラーになれるんじゃないかと思うんです。いやー、キツかったです。まぁでも、今日、いろんな試合が4試合あって、『ホントに新日本プロレスなの?』っていうような試合を、皆さんにお見せすることができたんじゃないかと思います」
──次は 8.29 神宮球場での4WAYです。こちらについては?
「3WAYマッチとかはやったことありますけど、4WAYマッチですし、他の3人も、リング上でも言ったようにくせ者揃いなんでね……まぁでも、俺が『KOPW』を(やろうと)言ったからこそ、しっかり勝って、またいろんなプロレスを見せていくことができたらと思いますね。
『新日本プロレスらしくない』と言っときながら、過去にも 1対3ってのはやってますし、ランバージャックもやってますし、それこそ巌流島でやったりだとか、いろんな戦いを新日本プロレスはやってたんですよね。何なら、これがホントに原点回帰の一つなんじゃないかなと思います。それはやっぱり、IWGPという戦いがあるからこそ、自信を持って胸を張って『このプロレスが一番だ』と言えるからこそ、この戦いも認められると思う。やっぱり、IWGPの上を行くってことは、僕はあってはいけないことだと思いますし、原点回帰、一周回って戻ってきたと思って、新日本プロレスをまた盛り上げていきたいです」
──いろんなルールがあって、ファン投票の結果はどうご覧になりましたか?
「まぁ別に、そこはもう僕たちが『このルールでやりたい』と言ってるだけなんで、結果はもうホントにお客さんの見たいカードだったと。
もしかして、しっかりとした説明とプレゼンをしたら、票も変わってくるかもしれないです。そこが一つの、この『KOPW』の戦いに関しては大事なことなのかと思います。ホントに一発目ということで、詳しいルールが説明できなかったりもしたんですけど、そこはしっかりこれから直していって、トロフィーの保持者がいろいろ決めていってくれればと思います」
今年2月、オカダはリング上から「アントニオ猪木」と叫んで話題となったが、このコメントを聞けばわかるように、『KOPW』には猪木的な発想が詰め込まれている。
オカダが「原点回帰」という言葉を使ったことからも、新日本の原点であるアントニオ猪木的な発想が、令和の新日本マットで再び繰り広げられるのは、歴史ある新日本だからできること。1回戦はどの試合も面白かっただけに、KOPW戦線は大いに期待したい。
◆新日本プロレス◆
『SUMMER STRUGGLE 2020』
2020年8月26日
東京・後楽園ホール 観衆 626人
▼『KOPW2020』1回戦 決め技禁止マッチ(時間無制限1本勝負)
●小島聡(14分13秒 反則)エル・デスペラード○
※ラリアット使用
▼『KOPW2020』1回戦 ピンフォール2カウントマッチ(時間無制限1本勝負)
○矢野通(4分44秒 片エビ固め)BUSHI●
※ラ・マヒストラルを入れ替える
▼『KOPW2020』1回戦 サブミッションマッチ(時間無制限1本勝負)
●SHO(19分37秒 足4の字固め)SANADA○
▼『KOPW2020』1回戦 1vs3ハンディキャップマッチ(時間無制限1本勝負)
○オカダ・カズチカ(15分26秒 変型コブラクラッチ)高橋裕二郎&邪道&外道●
文●どら増田
【オカダ・カズチカ一問一答】
── 1対3のハンディキャップマッチを振り返ってください。
「高橋裕二郎相手だけでも手強い。邪道、外道、2人入れば多少楽になるかと思ったんですけど、そんなことなかったですね。ホントにキツい 1対3でした……まぁでも、このキツさっていうのは、IWGPのキツさとは比べられないですし。正直、レスラーとしての幅は広がったんじゃないかと思います。
今、新日本プロレスのレスラーも世界中いろんなところに行ってますし、いろんな相手、いろんなスタイルでやらなきゃいけないかもしれない、そういう意味ではやっぱり幅のあるレスラーの方が、世界中に通用するレスラーになれるんじゃないかと思うんです。いやー、キツかったです。まぁでも、今日、いろんな試合が4試合あって、『ホントに新日本プロレスなの?』っていうような試合を、皆さんにお見せすることができたんじゃないかと思います」
──次は 8.29 神宮球場での4WAYです。こちらについては?
「3WAYマッチとかはやったことありますけど、4WAYマッチですし、他の3人も、リング上でも言ったようにくせ者揃いなんでね……まぁでも、俺が『KOPW』を(やろうと)言ったからこそ、しっかり勝って、またいろんなプロレスを見せていくことができたらと思いますね。
『新日本プロレスらしくない』と言っときながら、過去にも 1対3ってのはやってますし、ランバージャックもやってますし、それこそ巌流島でやったりだとか、いろんな戦いを新日本プロレスはやってたんですよね。何なら、これがホントに原点回帰の一つなんじゃないかなと思います。それはやっぱり、IWGPという戦いがあるからこそ、自信を持って胸を張って『このプロレスが一番だ』と言えるからこそ、この戦いも認められると思う。やっぱり、IWGPの上を行くってことは、僕はあってはいけないことだと思いますし、原点回帰、一周回って戻ってきたと思って、新日本プロレスをまた盛り上げていきたいです」
──いろんなルールがあって、ファン投票の結果はどうご覧になりましたか?
「まぁ別に、そこはもう僕たちが『このルールでやりたい』と言ってるだけなんで、結果はもうホントにお客さんの見たいカードだったと。
もしかして、しっかりとした説明とプレゼンをしたら、票も変わってくるかもしれないです。そこが一つの、この『KOPW』の戦いに関しては大事なことなのかと思います。ホントに一発目ということで、詳しいルールが説明できなかったりもしたんですけど、そこはしっかりこれから直していって、トロフィーの保持者がいろいろ決めていってくれればと思います」
今年2月、オカダはリング上から「アントニオ猪木」と叫んで話題となったが、このコメントを聞けばわかるように、『KOPW』には猪木的な発想が詰め込まれている。
オカダが「原点回帰」という言葉を使ったことからも、新日本の原点であるアントニオ猪木的な発想が、令和の新日本マットで再び繰り広げられるのは、歴史ある新日本だからできること。1回戦はどの試合も面白かっただけに、KOPW戦線は大いに期待したい。
◆新日本プロレス◆
『SUMMER STRUGGLE 2020』
2020年8月26日
東京・後楽園ホール 観衆 626人
▼『KOPW2020』1回戦 決め技禁止マッチ(時間無制限1本勝負)
●小島聡(14分13秒 反則)エル・デスペラード○
※ラリアット使用
▼『KOPW2020』1回戦 ピンフォール2カウントマッチ(時間無制限1本勝負)
○矢野通(4分44秒 片エビ固め)BUSHI●
※ラ・マヒストラルを入れ替える
▼『KOPW2020』1回戦 サブミッションマッチ(時間無制限1本勝負)
●SHO(19分37秒 足4の字固め)SANADA○
▼『KOPW2020』1回戦 1vs3ハンディキャップマッチ(時間無制限1本勝負)
○オカダ・カズチカ(15分26秒 変型コブラクラッチ)高橋裕二郎&邪道&外道●
文●どら増田