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格闘技・プロレス

“おもちゃ箱を引っくり返したようなプロレス” TTT次世代エース・佐山駿介がメインで激勝!藤原秀旺はガッツ石島を襲撃!

萩原孝弘

2020.09.05

料理研究家に転向するはずだった藤原(左)が、ガッツ(右)を襲撃。10月の大会に強行参戦する声明文をまいて帰っていった。

料理研究家に転向するはずだった藤原(左)が、ガッツ(右)を襲撃。10月の大会に強行参戦する声明文をまいて帰っていった。

 またこの日は休憩中に事件が起きた。ガッツワールド解散後のGOING-UPから抗争が続き、TTTの旗揚げ会見にも乱入したヒール軍「渡鳥連合」を率いる藤原秀旺が突然現れ、売店に立つガッツ石島を拳銃で殴打。「料理研究家に専念するためプロレスを無期限休業としていたが、コロナ禍で仕事が全くない現状。これによりプロレスに電撃復帰する。10月10日新木場大会に強行参戦する」との声明文をばら撒きタクシーで過ぎ去った。患部を押さえながらガッツは「お客さんの前で殴られた。10月はリングに上げて1回で終わらせてやる」と激昂しながら「渡鳥連合」討伐を誓った。
 
 他にも第2試合には恒例のFMWレジェンド対決で黒田哲弘と戸井克成のシングルマッチが実現。じっくりとした中にも懐かしいムーヴが散りばめられたマニア垂涎の試合は、サムソンクラッチで黒田が勝利。

 第3試合は久しぶりに翔太がマスクドミステリーと組み、阿部史典&薄井鉄央のBASARAチームと対戦し翔太が“プロレス頭”をフル回転し勝利を収めた。

 セミファイナルでは新納刃&バナナ千賀VS正岡純&木下亨平のイケメン実力派が揃い踏みした、スピード感溢れる好勝負は千賀のカンクントルネードで木下を仕留め、CCW認定カナディアンヘビー級選手権試合は、王者・ガッツ石島が曲者CHANGOの奇襲にも慌てず、圧勝で2回目の防衛に成功した。

 バチバチのしばき合いから、熟練されたベテランの味、ジュニアの目まぐるしいスピード感に歴史あるベルトのタイトルマッチ。まさにここには「おもちゃ箱を引っくり返したようなプロレス」がギッチリと詰まっている。インディー統一を目指し、TTTは野望とともに邁進して行く。
 

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