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ラグビー

「レベルの高いラグビーを見られる…」代表SH田中、広瀬、大西、具が再開する「シックス・ネーションズ」の見どころを解説!

THE DIGEST編集部

2020.10.10

 まずアイルランドについて、昨年のワールドカップで対戦し逆転トライの起点となった田中は「ひとりひとりがハードワークし、全員が最後まで走り切る。スマートで強いチーム」と評し、具も「スクラムが強くて、どの場面でも押してくることはわかっていた」とフォワードの強さを称賛。大西は「難しいことをしてくるわけではないが、シンプルなことを全員が愚直にできる真面目なチーム」と表現し、優勝の可能性があるチームでは唯一2試合を戦うアイルランドが混戦の鍵を握ると予想した。

 ラグビーワールドカップ2023年大会のホスト国でもある現在2位のフランスについて、大西は「スタンドオフのヌタマックのセンスが素晴らしい」と若き司令塔をキーマンに挙げた。田中選手は、2017年の対戦時にスクラムハーフのデュポンと交換したジャージーを披露し「個人能力がすごいだけでなく視野も広い」と同じポジションのライバルを絶賛し、具も「映像を見てもアタックがすごい選手」とデュポンを高く評価した。廣瀬は「フランスvsアイルランドが優勝を争う一戦になる」と最終節ラストゲームへの注目を促した。
 
 首位のイングランドについては、大西はキーマンとして「ファレルとフォード」と世界屈指のアタック力の原動力である2選手を挙げ、チームとしての安定感を強調。具選手はロックのイトジェについて「タックルした時にすごく重くて激しく、強い選手だなと感じた」と2018年の対戦時の経験を振り返り、田中選手も「モールでまとまるのがうまいので、彼を止めないといけない」とイトジェの存在の大きさについて実感を込めて語った。
        
 白熱しそうな優勝争いについて田中は、最下位イタリアと最終節で対戦する首位のイングランドが有利と予想。「昨年のワールドカップ(決勝で敗れた)の悔しさは選手もコーチもあるはず」とチームのメンタリティーが好材料になるとの見解を示し、具も「ヘッドコーチがエディーさんなので最後まで(チームの状態を)上げてくる」と揃ってイングランドの優勝を予想した。その一方で大西はフランスの優勝の可能性を強調し、最後まで予想が難しい混戦になることを予感させた。
 

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