パッティングでは今週からイントウインの軌道を心がけている渋野だが、アプローチでもこの大会から気をつけていることがある。それはボールの落としどころだ。ツアープロの多くはボールの落としどころをしっかりと決め、そこからピンまでどのように転がしていくのかをイメージするものだが、渋野にはその発想はなかったという。感覚に頼ってきた部分が大きく、単に「ピンに寄せることしか考えていない状態だった」というのだ。そのことに先週ぐらいから気がつき、今週は落としどころを意識して転がりをイメージしながらアプローチしているが、そう簡単には定着しないようで、パッティングと同じくもう少し時間がかかるのは否めない。
「明日はちょっとでもいい点数で自分を評価できるようなゴルフをできたらなと思います」という渋野。最終日はアウトスタートになるが、2ホール目に今大会ではまだバーディを奪っていないパー5を迎える。まずはそこでしっかりとバーディを取り切り、自分のゴルフに勢いをつけるかどうかに注目したい。
文●山西英希
著者プロフィール/平成元年、出版社に入社し、ゴルフ雑誌編集部所属となる。主にレッスン、観戦記などのトーナメントの取材を担当。2000年に独立し、米PGAツアー、2007年から再び国内男子、女子ツアーを中心に取材する。現在はゴルフ雑誌、ネットを中心に寄稿する。
「明日はちょっとでもいい点数で自分を評価できるようなゴルフをできたらなと思います」という渋野。最終日はアウトスタートになるが、2ホール目に今大会ではまだバーディを奪っていないパー5を迎える。まずはそこでしっかりとバーディを取り切り、自分のゴルフに勢いをつけるかどうかに注目したい。
文●山西英希
著者プロフィール/平成元年、出版社に入社し、ゴルフ雑誌編集部所属となる。主にレッスン、観戦記などのトーナメントの取材を担当。2000年に独立し、米PGAツアー、2007年から再び国内男子、女子ツアーを中心に取材する。現在はゴルフ雑誌、ネットを中心に寄稿する。