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ゴルフ

「いい一週間」だったが「苦手意識」も…松山英樹がマスターズで優勝争いするには何が必要か

THE DIGEST編集部

2020.11.16

 次回の『マスターズ』は例年どおり来年4月第2週に開催されるが、松山は「少し苦手意識が出ている感じがあるので、対策をしっかりとして来年にいいプレーができるようにしたいですね」と気を引き締め直している。

 詳しい苦手意識については語っていなかったが、4日間の成績を見ると、5番パー4ではパーが2回、ボギーが2回と奮わなかった。昨年、ティグラウンドを40ヤードも後ろに下げたことで、一気に最難関ホールとなっていたが、今年も松山だけでなくほかの選手も苦しめたホールだ。

 さらに、16、17、18番の3ホールではノーバーディ、1ボギーの成績だった。今年は10番スタートもあったが、本来なら上がり3ホールになるだけに、ここでスコアを伸ばせるかどうかが勝負の分かれ目となる。来年、優勝を狙うならこの3ホールでいかにバーディを奪うかが課題になるだろう。
 
「来年は必ず勝てるように頑張ります」と力強く語っていた松山。来年はちょうど10回目の出場となる。日本選手の中では誰よりもコースの特徴も攻め方も十分頭の中に入っている。あとはそれを実践するだけだ。もちろん、こちらの思うようにさせてくれないのがオーガスタナショナルGCの特徴でもあるが、今回も松山の力が及ばないという印象は受けなかった。むしろ、ちょっとしたきっかけでいい流れが来る可能性を感じさせた。4月開催ならコースコンディションの心配もないだろう。それまでにしっかりと調整し、今回味わった悔しさを返すつもりだ。

構成●THE DIGEST編集部
 

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