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ゴルフ

渋野日向子に舞い込んだ“不思議なアンダーパー”それは最終日へつながる伏線か?

山西英希

2020.11.21

「若干ダフる=トップが浅くなってきているという考えがあって、あとスイングリズムを確認しようと思ってバックスイングをチェックしましたが、そう簡単にはいかないですね」と試行錯誤しているものの、ダフる原因はまだ見つかっていないようだ。

 すぐに修正できるかどうかという不安を抱えつつも、明るい材料もある。この日はショートゲームで粘りを見せ、なんと13番から17番まで5ホール連続1パットパーで乗り切ったのだ。特に、17番パー5では池ポチャしながらも4メートルを沈めてパーでしのいだ。ある意味、これまで見られなかった粘りが出てきたことは収穫だといえる。
 
 悩み続けているパッティングでも、国内ツアーに限れば今季最少の26パットでホールアウトできた。今季はここまで12ラウンドを消化しているが、29パットが3回あるだけで残りの8ラウンドはすべて30パット以上だった渋野。アイアンショットやアプローチの成否によってパッティングの距離やラインが左右されるので一概にはいえないが、後半のハーフでマークした11パットは今後に向けて何かのきっかけになるのではないか。

 あとはショットとパッティングの調子がかみ合うときを待つだけだが、“不思議なアンダーパー”が出始めたのはその前兆かもしれない。ダフリの原因を究明し、しっかりと対応さえできれば、ビッグスコアを出せる日もそう遠くはないだろう。

文●山西英希
著者プロフィール/平成元年、出版社に入社し、ゴルフ雑誌編集部所属となる。主にレッスン、観戦記などのトーナメントの取材を担当。2000年に独立し、米PGAツアー、2007年から再び国内男子、女子ツアーを中心に取材する。現在はゴルフ雑誌、ネットを中心に寄稿する。

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