バックステージでジュリアと朱里は「ありがとうございました」と言いながら抱き合うと、2人の目には涙が。朱里は「最高の気分。大きな会場でジュリアとシングルができて、ジュリアの気持ちを感じてヤバかった」と言えば、ジュリアも「30分もやった？出せるものは全部出せたし、やれることは全部やったけど、朱里には勝てなかった。DDMの仲間で良かった」と朱里を称えていた。

　スターダムはこの試合の直前に、新日本プロレス『レッスルキングダム15』1.5東京ドーム大会で、昨年に引き続き提供マッチを行なうと発表。ジュリアは「次はDDMでドームに出たい。DDMで出て女子プロレスを広めたい」と語り、2年連続となるドーム参戦に意欲を示している。

　今回決着をつけられなかったことで、同門対決の枠を超えた死闘の続きが、また見られることだろう。
  ◆スターダム◆
『スターダム10周年記念イヤー夢の祭典～プロローグ～OSAKA DREAM CINDERELLA』
2020年12月20日
大阪・エディオンアリーナ大阪第1競技場（大阪府立体育会館）
▼ ワンダー・オブ・スターダム＆SWA世界 二冠選手権試合（30分一本勝負)
＜ワンダー王者＞△ジュリア（時間切れ引き分け）朱里△＜SWA王者＞
※両者防衛に成功

取材・文●どら増田

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