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格闘技・プロレス

新日本 飯伏幸太が48分超の激戦制す!試合後明かした「もう一つ」の“言いたいこと”【レッスルキングダム15】

どら増田

2021.01.06

2日連続の激戦を制し、堂々の二冠王者となった。(C)新日本プロレス

2日連続の激戦を制し、堂々の二冠王者となった。(C)新日本プロレス

 花道で倒れた飯伏にエルボーを連打してリングに戻るジェイ。飯伏がリングに戻ると35分経過のアナウンス。ジェイは高速のジャーマンを放つと、さらにエプロンでジャーマンを狙うが、飯伏は右ハイでこれを回避。スワンダイブ式ジャーマンからシットダウン式ラストライドもカウントは2。そしてブレードランナーを切り返してカミゴェを炸裂させたが、またもやカウント2に。ならばとトップロープからフェニックススプラッシュを放つがカウント2で外道がレフェリーの足を引っ張った妨害する。飯伏は乱入してきた外道をカミゴェで排除。レフェリーをリングに戻していると、隙をついたジェイがブレードランナーを決めるがカウントは2。

 飯伏は膝蹴りの連発からブレードランナーを切り返してラリアット、背面にカミゴェを決めると、最後に正調のカミゴェが決まりようやくカウント3。前日の31分に続いて、48分を超える死闘を制した。試合後、倒れながら飯伏はジェイと何やら言葉を交わしていたが終始険悪なムードだった。

 そんなジェイと入れ替わりでSANADAがスーツ姿で登場。「挑戦表明というギフトを受け取ってもらえますか?」とIWGP二冠王座へ挑戦をアピール。飯伏は「もっともっとSANADAさんと試合がしたい。いつでもやりましょう」とこれを受諾。2人は握手を交わした。
 
 さらに飯伏は「僕は逃げない!負けない!諦めない!そして本当の!神になったー!」と絶叫すると、リングを一周してから2日連続で二冠王者として花道を歩いた。

 バックステージに戻った飯伏は「本当に……本当に長かった。本当に、何もかも重い。この2つのベルト、やっと重さがわかりました。ベルトの重さじゃなくて、価値の重さ。僕は昨日、『言いたいことがある』って言いました。もう一つだけ、言いたいことがあります。この“最高”のベルト、インターコンチのベルトと、“最強”のベルト、IWGPヘビー級のベルト、これを、一つにしたい。僕は“最高”も“最強”もほしいし、誰もインターコンチだけ挑戦したり、IWGPヘビーだけ挑戦したりしてない。じゃあ何の存在意義があるんですか、2冠に。僕は、これを一つにしたいと思います」と話す。

 子どもの頃に夢見たベルトを手にしたことについては「プロレスごっこから始めて26年ですかね、小学校5年生から、本当にプロレス……本気のプロレスをやってきたんで。26年。やっとこのベルトが、自分の手に入ったと思うと、本当にうれしいですね」と感慨深げに語り、SANADAの挑戦については「僕は認めてるんで。いつでも挑戦、大丈夫です。いつでもいいですよ。今日でもいいです。今からでも…」と受け止めた。

 今後、王者として発言力が増していく飯伏は「プロレスを広めるために」新たな船出を切った。

◆新日本プロレス◆
『レッスルキングダム15』
2021年1月5日
東京・東京ドーム
観衆 7801人
▼IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合(60分1本勝負)
<王者>○飯伏幸太(48分05秒 片エビ固め)ジェイ・ホワイト●<挑戦者 / 挑戦権利証保持者>
※カミゴェ
※飯伏が両王座ともに初防衛に成功

取材・文●どら増田

【PHOTO】『WRESTLE KINGDOM 15』48分05秒の激闘で“神”になった飯伏幸太。ジェイ・ホワイトを倒して2冠防衛に成功!
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