角田については、来季でのレッドブル昇格もあり得るとの見方もあるが、同メディアはチームメイトであるピエール・ガスリーにもその可能性があると指摘。角田同様に今季でアルファタウリとの契約が切れるこのフランス人は、レッドブルグループから離脱すると見られているが、それでもマックス・フェルスタッペンのチームメイト候補のひとりだという。

　このような懸念も示される中、角田はここまで様々な形でトレーニングを重ねており、先日はその一環として、幼少時から慣れ親しみ、レースの基礎を叩き込んだカートを取り入れたことを自身のSNSで明かした。
  　２日間のカートトレーニングでは、カート界のレジェンドであるダビデ・フォレと一緒に走行する機会に恵まれたことを明かし、「彼と走れたことは大きな誇り」と投稿するとともに、素晴らしいトレーニングだったと振り返り、「新シーズンに向けての準備を進めていきます」とも綴った。

　今後、２月23～15日のプライベートテスト＋フィルミングデー、３月12～14日の直前合同テストで新型マシンの感触を確かめてから、バーレーンでの開幕戦に臨むことになる角田。悲観的な見方を跳ねのけるような、可能性を感じさせる走りを最初から披露できるかが興味深い。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】アルファタウリが公開した角田裕毅のテスト走行の様子