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モータースポーツ

「神秘的なサムライ」角田裕毅の“将来性“を英メディアが検証!F1での成否を左右する「5つの事柄」とは!?

THE DIGEST編集部

2021.02.02

今季F1デビューする角田の才能は、各国で高く評価されているようだ。(C)Getty Images

今季F1デビューする角田の才能は、各国で高く評価されているようだ。(C)Getty Images

 今季、アルファタウリからF1にデビューする角田裕毅。7年ぶりの日本人ドライバーということで注目を集める20歳は、2016年のフォーミュラーカーレース参戦から5年目にして最高峰の舞台に到達した早熟の才能の持ち主として、世界中から期待を寄せられてもいる。

 各国メディアからも様々な形で取り上げられているが、イタリアではスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』によって、ハースのミック・シューマッハー、ニキータ・マゼピンとともに今季のルーキーという括りで特集記事が組まれた。

 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)をはじめとする、若きドライバーの台頭がめざましい近年のF1だが、さらにドライバーの平均年齢を下げる3人のルーキーに注目する同メディアは、角田を「神秘的なサムライ」と表現する。

 偉大なミハエルの息子として世界中の多くのファンから歓迎を受けるであろうシューマッハーに対し、「2000年代生まれの最初のF1レギュラードライバー」である角田もまた、久々の日本人ドライバーということで、「大きな期待を背中に受けることになるだろう」と予測している。

 3者の優劣については、シューマッハーがF2でチャンピオンに輝いたことを紹介しながらも(角田は3位、マゼピンは5位)、F1の所属チームではアルファタウリが昨季、ハースに100ポイント以上の差をつけていることを強調、角田が最も性能の良いマシンを手に入れていると綴った。
 
 一方、英国メディアの『THE RACE』は角田について、F1で良いドライバーとなるか否かを左右する「5つの事柄」を取り上げている。

 第1に、ルーキーとしての「経験の少なさ」。3月下旬の開幕に向けてF1マシンの走行機会が限られていること、走ったことのないサーキットが多くあるといったハンデをいかに克服できるか。

 第2は「迅速な適応」だが、これについては、角田がこれまでのキャリアでの全てのカテゴリーで、1年目から結果を残してきたという前例があること、昨年のF1テストも含めて、たびたびチームスタッフを驚かせてきたことも紹介されている。
 

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