第３位
2017年12月３日　中京・第７レース
３歳上・500万円下（ダート1800ｍ・16頭）
１着　ディスカバー　　　　15番人気
２着　スズカフューラー　　６番人気
３着　メイショウナンプウ　14番人気
払戻金：2294万6150円（2870番人気／3360通り）

　同じく１～３着馬の前走成績は、それぞれ10着、２着、７着。勝ち馬の単勝配当は450.1倍で、ＪＲＡの単勝高配当ランキングでも４位に入っている。ちなみに３着馬の単勝オッズも233.8倍という人気薄だった。

第２位
2015年９月21日　中山・第１レース
２歳・未勝利（ダート1800ｍ・15頭）
１着　アリオンダンス　　　11番人気
２着　ロッジポールパイン　９番人気
３着　シゲルナガイワシ　　15番人気
払戻金：2792万9360円（2643番人気／2730通り）

　１～３着馬の前走成績は、それぞれ11着、２着、14着。このレースはオッズ1.6倍という”一本被り”の１番人気馬が12着に大敗したことが引き起こした大波乱。ちなみに最下位人気の３着馬の単勝オッズは330.4倍だった。
  第１位
2012年８月４日　新潟・第５レース
２歳・新馬（芝1400ｍ・17頭）
１着　ミナレット　　　　　14番人気
２着　ヘイハチピカチャン　12番人気
２着　ファイヤーヒース　　10番人気
払戻金：2983万2950円（3892番人気／4080通り）
　　　　1491万6520円（3774番人気／4080通り）

　第１位は２着が同着になったため、ふた通りの的中が生じたレアケース。ミナレット→ヘイハチピカチャン→ファイヤーヒースのほうが３連単高額配当の歴代１位に輝いた。もし２着が２頭同着ではなく、ヘイハチピカチャンが２着、ファイヤーヒースが３着となっていれば、払戻金はＪＲＡ発表で5866万5980円にまでなっていたというから驚きだ。

　ただただ溜息しか出ないようなスーパーな記録が並んだが、これを手にするのはまさに至難の業。あえて共通項を探ると、史上最高配当こそ芝のレースだったが、他の４レースがダート戦で、しかもそのうち３レースは1800ｍだということが一つ。あとは、新馬戦、未勝利戦、１勝クラス（500万下）という下級条件のレースで飛び出していることだろうか。　高額配当に夢を馳せるのは競馬を楽しむうえで欠かせない楽しみだが、くれぐれも懐具合との相談はお忘れなく（と、自戒を込めて……）。

文●三好達彦