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バレーボール

「イタリアに心の底から魅了された」日本のエース・石川祐希が語る“バレーボール大国”と恩師への想い

THE DIGEST編集部

2021.03.05

イタリア挑戦6年目を迎えた石川。周囲とも打ち解け、充実した日々を送っているようだ。 (C)Powervolley Milnano

イタリア挑戦6年目を迎えた石川。周囲とも打ち解け、充実した日々を送っているようだ。 (C)Powervolley Milnano

「イタリアのレベルに心の底から魅了され、その舞台が自分の新しい目標になりました」と語る日本のエースは、自身のキャリアでキーパーソンとなった人物について、「大学の監督が背中を押してくれ、進むべき新たな道を指し示してくれました」と、恩師である松永理生氏への感謝を口にした。

「監督の理解とアドバイスがなければ、この素晴らしい機会を手にできなかったと思います。僕の人生に最も大きな影響を与えてくれた恩師に、とても感謝しています」

 セリエAで6年目を迎えた今シーズンはミラノで主力としてチームを牽引する活躍を見せている。イタリア通算1000得点と100サービスエースも達成したアタッカーは確かな手応えを感じつつ、「チームメートたちの支えがなければ、記録を達成できなかったと思っています。チームが勝利して、自分が貢献してこそ、素晴らしい経験になる」と決して謙虚さを忘れてはいない。
 
 昨年12月に新型コロナウイルスに感染して、1か月近くコートを離れた経験から、「今、バレーボールを楽しめていることに感謝する必要があると思います」と心境を述べた。「入団してから、人間関係が良好で、力を合わせて努力しながらコミュニケーションを深めることでレベルアップを続けてきた」と語る男は、ミラノをクラブ史上初となる欧州大会(CEVチャレンジ・カップ)決勝へと導いた充実ぶりを節々に感じさせる。

 まさに日進月歩の成長を続ける25歳の若き主砲。イタリアでも認知されている存在感を大いに発揮できれば、東京オリンピックの大舞台での活躍も期待できそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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