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格闘技・プロレス

「女子プロレスも捨てたもんじゃない…」長与千種が口にした熱き想い。里村明衣子が率いる仙女とのAAAW王座管轄権争奪戦の行方は?

どら増田

2021.03.16

AAAWの3つのベルトを懸けた団体戦はファン必見の熱き戦いになりそうだ。

AAAWの3つのベルトを懸けた団体戦はファン必見の熱き戦いになりそうだ。

 一方の長与も、「久々にこのベルトを見て感無量です。あの熱い、熱い10年間のGAEA JAPANの闘いの中で、このベルトを主軸に様々な選手たちが闘いを繰り広げ、その腰にベルトを巻いてきた。すべての試合がその選手たちのプライドだったと思います」と思い出を語り、さらに仙女のタイトルも含めてタイトル総取りを宣言した。

「里村選手がアジャ選手から3カウントを奪って、やっと勝てた時の、あの川崎市体育館、覚えています。センダイガールズのチャンピオンは橋本選手、ジュニアはうちの星月が巻いていますが……。どうせなら全部ほしいです。

 それくらいマーベラスはベルトに縁がない、ベルトを持つことをしなかった団体です。獲りに行くときは欲張りなので全部ほしいという気持ちにもなる。私は欲張りなので頭の中で構想も膨らみます。今こうやってベルトを横目に見ていますが、人に巻かれた形跡がない。解散の時とそのままの形をしています。ベルトも巻かれたがっているのではと思いますね」
 
 長与がそう宣言するのも無理はない。すでに仙女は独自のタイトルを作っており、ベルトが乱立する恐れがあるからだ。これについて里村は、「長与さんがマーベラスを旗揚げした時から、仙女ももっと団体としてしっかり確立していかなくてはと思っていました」と語ったうえで、なんとAAAWタイトルを神格化し、封印する意向を明らかにした。

「今、同世代の選手が増えてきて、バチバチした対抗意識も芽生え始めたところ。これが去年のGAEAISMだったら、まだそこまででもなかったと思います。1年経って選手も成長して対抗意識が熱くなってきている中での権利を懸けた試合、私はすごく熱くなるんじゃないかと思います。今までのすべて、GAEA JAPANの歴史までを勝ち取っていくつもりです。これを取った暁には神聖な道場で神棚代わりに飾りたいですね。歴史を継承することで選手たちのプロ意識もさらに高まっていくと思います」

 しかし、長与は「私は回していきます。こんなに美味しいベルトはございません」と真っ向から反論。そして、「欲深い人間なので(ジュニア以外の)仙女のベルトももらおうと。その全部を日本なのか他国なのか……いろんな展開が頭の中に浮かびます」と国内に限らずワールドワイドなタイトルにスケールアップしていく考えを示した。
 
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