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格闘技・プロレス

「女子プロレスも捨てたもんじゃない…」長与千種が口にした熱き想い。里村明衣子が率いる仙女とのAAAW王座管轄権争奪戦の行方は?

どら増田

2021.03.16

 両者の意見を聞いた中島氏は、「AAAWに関するすべてのタイトルマッチの開催権やフラッグも含め、全ての権利を勝利団体に譲渡します。里村選手が申し上げていたようにベルトではなく象徴として扱って頂いても、極端な話、別の団体に譲渡して頂いても、そこは両団体への信頼のもと、いかようにもお任せいたします」と4.29のメインで勝った団体に全てを委ね、今後GAEAは関与しない考えを明確にしている。

 マーベラスはエースの彩羽匠が怪我により同大会の欠場が決まっている。かたや仙女も岩田美香が欠場中のため、同大会への出場が微妙な状況だ。ゆえにメインカード発表までにはまだ時間がかかりそうだ。
 
 3月3日に行なわれたスターダムの日本武道館大会に参戦し、会場内で最後まで試合を見ていた長与は、満員の客席を見渡しながら「まだ女子プロレスも捨てたもんじゃない」と自信を持った一方で、マーベラスの選手たちには「悔しかったら自分たちでここに立ってみろ」と発破をかけていた。

 両団体にとって4.29大田区大会は文字通りの大舞台となる。それだけにオールドファンだけじゃなく新規のファンに向けても女子プロレスの未来を見せなければならない。AAAWの新たなる歴史は若い選手が作らなければ意味がないのだ。

取材・文●どら増田

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