角田といえば、2016年にフォーミュラカー（F４）でのレースを開始し、2019年に欧州に渡ってF３、F２と１年ごとにステップアップして現在に至ることが有名だが、このキャリアにおける運転経験の少なさについて、本人はハンデとは捉えておらず、むしろ効率良く技術を習得できたと考えているようだ。
  　小林可夢偉以来の日本人F１ドライバーであるという自覚も強く持ち、「７年間、日本人ドライバーがいなかった状況で、今年、日本のファンがどう反応するのかは分かっています。彼らからはSNSを通して、たくさんのメッセージを受け取っています。ファンはもちろん、僕も興奮しています。鈴鹿で、日本のファンの前でドライブするのが楽しみです」と語っている。

　可能な限りの準備を終えて、世界最高峰の舞台に立つ角田。全く物怖じしない驚異のルーキーの初陣に、期待と待望は高まる一方である。

構成●THE DIGEST編集部

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