専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
ゴルフ

河本結が海外メジャーでベストの「69」をマーク!好調パットを引っ提げてトップ10入りを狙う!

山西英希

2021.04.03

「今日は出だしからパットが入ってくれてバーディ、バーディでスタートできただけでなく、アプローチで寄せたり、微妙なパットを決められたので、いい流れでプレーできたと思います」と河本。スタート前に立てたノーボギーという目標は達成できなかったものの、1ボギーなら上出来だろう。

 先週出場した国内女子ツアーの『アクサレディスゴルフトーナメント』では2位以下に4打差をつけて最終日をスタートしながら、逆転負けを喫した。「負けたことに対して情けない、カッコ悪い、悔しい」と目に涙を浮かべていたが、そのショックを晴らすためにも、今大会には強い気持ちで臨んでいる。

 幸いにも、今大会前に目澤秀憲コーチと合流。不安だったショットを修正したことで、打ちたいところへボールを打てるようになったという。さらに、アプローチやパットなども再確認し、距離感や方向性などの誤差を調整した。その甲斐あって、今大会では初日が26パット、2日目が27パットと好調を維持している。
 
 米ツアーに本格参戦して2年目の河本だが、昨年はなかなか結果を出せず、『ポートランドクラシック』で予選落ちした後には「今はゴルフをやりたくない。早く日本に帰りたい。米国に来て正解かどうか分からなくなった」と弱気な面も見せていた。しかし、年が明けてメンタル的にも大きく成長。辛い経験を何度も乗り越えてきたことで、メジャーの舞台で堂々と戦えるようになった。

 3日目は午後のスタートとなり、条件的には厳しくなるが、「そこはしっかり調整していきたいです」と織り込み済みだ。昨年の今大会は69位タイであり、今年はその成績を超えることが目標だが、トップ10入りも十分狙える位置だけに、残り2日間を最後まで前向きな姿でプレーすることを願いたい。

文●山西英希

著者プロフィール/平成元年、出版社に入社し、ゴルフ雑誌編集部所属となる。主にレッスン、観戦記などのトーナメントの取材を担当。2000年に独立し、米PGAツアー、2007年から再び国内男子、女子ツアーを中心に取材する。現在はゴルフ雑誌、ネットを中心に寄稿する。
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号