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モータースポーツ

意識すべきはフェルスタッペンか、ペレスか?“次期ドライバー候補”角田裕毅とレッドブルの関係に海外メディアが注目

THE DIGEST編集部

2021.04.13

 このパフォーマンスを23レースで続けることが今季の角田の達成すべき目標であるとし、その先にレッドブル昇格、そしてフェルスタッペンがレッドブルで初のシーズン開幕を迎えた2017年との比較が待っていると綴り、記事は締められた。

 一方、『mobilianews.com』は、角田が意識するのはフェルスタッペンではなく、レッドブルのセカンドドライバーであるセルジオ・ペレスだと指摘する。

 マルコ顧問は「角田は我々にとって真珠であり、彼は日本人初のF1王者になれる」と確信しているが、タイトル争いに彼を加わらせる唯一の方法はレッドブル昇格である。そこで、角田がこのベテランのメキシコ人を上回る能力の持ち主であることを見定めなければならない。
 
 もちろん、バーレーンGPではピットスタートからの5位フィニッシュで能力を示したペレスが甘んじて角田にシートを差し出すはずがなく、互いを打ち負かそうとすることが大きなモチベーションになると同メディアは見ている。その対抗意識と切磋琢磨は、レッドブルにとってはポジティブなものであり、マルコ顧問は来季、良い選択肢を得ることができるという。

 当の角田本人はデビュー戦前、チームメイトのピエール・ガスリーに勝つことを目標に挙げていたが、本人の意識に関係なく、レッドブル内での争いが始まっているということだろうか。松山英樹のマスターズ初優勝にSNSで祝福の言葉を贈った20歳は、同じく世界の舞台で栄光を掴むため、厳しい戦いに身を投じることを余儀なくされる。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】デビュー戦で9位入賞!角田のオーバーテイクシーンをチェック

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