さらに「それにしても、我々の心配をしてくれたり、内藤の心配をしてくれたり、“ユナイテッド・エンパイアの広報さん”はやさしいね」とオーカーンを皮肉った内藤は、余裕の構えを崩さず。挑発を続けた。 「でもさ、そろそろ自分の心配したほうがいいんじゃないの？ 新発売の“オーカーンTシャツ”を着たお客様、今日の会場もほとんどいなかったよ。俺が見て数えたかぎり、東側に1人いたぐらいかな？ あんなに積極的に広報活動してるのに、なかなか広まらないね。“ユナイテッド・エンパイアの広報さん”がかわいそうだよ。“ユナイテッド・エンパイアの広報さん”を救う方法、助ける方法、ちょっと俺、考えとくわ。じゃあ、アディオス！」

　激しい舌戦を繰り広げる両者の“攻防”は、まだまだ続きそうだ。

◆新日本プロレス◆
『Road to レスリングどんたく 2021』
2021年4月19日
東京・後楽園ホール
観衆　306人
▼8人タッグマッチ（20分1本勝負）
鷹木信悟＆内藤哲也＆SANADA＆●BUSHI（7分43秒　片エビ固め）ウィル・オスプレイ＆グレート-O-カーン＆アーロン・ヘナーレ＆ジェフ・コブ○
※ツアー・オブ・ジ・アイランド

文●どら増田