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春のマイル女王に輝くのは?グランアレグリアが単勝オッズで1番人気濃厚!対抗3頭が拮抗【ヴィクトリアマイル】

三好達彦

2021.05.15

 次に挙げたいのは、こちらも4歳になって本格化の様相を見せているデゼル(牝4歳/栗東・友道康夫厩舎)。昨秋、ローズステークス(G2、中京・芝2000メートル)で4着に終わったあと休養に入ったのが功を奏して、1月の復帰戦(3着)をステップに2連勝で阪神牝馬ステークス(G2・芝1600メートル)を制した。そこで繰り出した上がり3ハロン32秒5という末脚の爆発力は驚異的。東京の長い直線を味方に付けて、どこまで上位馬に迫れるか、真価が問われる一戦となる。

 マジックキャッスル(牝4歳/美浦・国枝栄厩舎)は、福島牝馬ステークスで前述のデゼルにクビ差まで迫った。昨年は秋華賞(G1、京都・芝2000メートル)で2着に入った実績を持ち、ことし1月には愛知杯(G3、中京・芝2000メートル)を制している。距離適性はやや中距離寄りだろうが、末脚の持続力やスタミナも必要とされる東京のマイル戦ではその適性がポジティブに働きそうだ。
 
 連勝系馬券の相手として注目したい馬は多士済々だ。昨年の本レースで2着に食い込んだサウンドキアラ(牝6歳/栗東・安達昭夫厩舎)。1勝クラスから4連勝でダービー卿チャレンジトロフィー(G3、中山・芝1600メートル)を制し、昇竜の勢いを見せるテルツェット(牝4歳/美浦・和田正一郎厩舎)。愛知杯2着、中山牝馬ステークス(G3、中山・芝1800メートル)と調子を上げているランブリングアレー(牝5歳/栗東・友道康夫厩舎)。重賞2勝馬で、昨年のオークス(G1、東京・芝2400メートル)でも僅差の4着に入ったリアアメリア(牝4歳/栗東・中内田充正厩舎)。

 これらの馬に加えて、いちばんに推したいのは、前目の好位置でレースを進められそうな重賞2勝馬のマルターズディオサ(牝4歳/美浦・手塚貴久厩舎)だ。2000メートルの紫苑ステークス(G3、中山)を勝っているが、距離には自在性があり、もちろんマイル戦でもチューリップ賞(G3、阪神)に勝ち、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1、阪神)で2着に入っているように得意な距離だ。

 今年初戦の高松宮記念(G1、中京・芝1200m)は8着に敗れたが、道中で不利を受けたうえ、レース中に落鉄していたというから仕方のないところ。これをステップレースと捉えるなら、ひと叩きされて体調を上げてくるのは必至で、狙うなら人気薄のいまだろう。

文●三好達彦

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