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モータースポーツ

角田裕毅のモナコGP“採点”は軒並み低調…「貧相なショー」などの酷評の一方で「最速ラップ」への評価も

THE DIGEST編集部

2021.05.25

 採点は「4」ながらも、ポジティブな面にも触れたのが『VAVEL』。「バーレーンGPで強い印象を与えた彼と同じドライバーとは思えなかった。F1でリズムを掴むのに時間がかかりそうだ」としながらも、「レースの終盤では楽しいひと時を過ごした。ピットインを我慢してセーフティーカー(=混乱に乗じて順位を上げる)を待っていたが、レイトストップでソフトタイヤを履くと、レースのファステストラップを記録してみせた」と評している。

 採点が「2.5」と最も低かったのは『THE RACE』。同メディアは「木曜日の“堕落”で失われた時間を取り戻すことはできなかった」と表現し、FP2でのアクシデントが全てだったと判断。これがなければ、「チームは角田が100分1秒差で脱落することはなく、Q2進出を果たしていたと確信している」と綴り、ひいてはレース結果にも影響を与えただろうと指摘している。
 
 最後に『GPBLOG』は「5」点を与え、「この日本人はチームメイトを大きく下回った。バーレーンの時のユウキに再会できるのはいつか?」と記述。同メディアはまた、別の記事で「レッドブルのマルコ顧問やアルファタウリのフランツ・トスト代表は、角田の“リセットボタン”を押す必要がある」と主張。「ドライバーが急に遅くなったり、才能を失ったりすることはない」と綴り、ルーキーへのハードルを下げてやる必要性を訴えている。

厳しい週末から2週間後はアゼルバイジャンGP。またも市街地コースでのレースであり、角田にとっては苦戦が続くと見るメディアは少なくないが、「バクーではオーバーテイクのチャンスが増えるだろう」と期待するルーキーが、モナコでの学習や収穫を活かせることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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