【韓国バレーボール界を揺るがした、双子姉妹の“いじめ騒動”とは?】
韓国プロバレーボールの強豪、興国生命ピンクスパイダースに所属するイ・ジェヨン、イ・ダヨンの双子姉妹。10代の頃からエリート街道を歩み、ルックスの良さと明るい性格から老若男女を問わない支持を得て、最近ではCM出演やテレビのレギュラー番組を持つなど、国民的な人気者となっていた24歳コンビだ。
その名声が一夜にして瓦解したのは、2月10日のことだった。国内有数のコミュニティサイトで、中学時代に犯した凄惨ないじめ行為を暴露されたのだ。その内容は衝撃的で生々しく、暴言や恫喝に加えて、告発者はゲンコツで殴打された事実や、命令に従わないとナイフで脅された恐怖体験などを赤裸々に綴った。姉妹はそれぞれ過去の罪を認めて謝罪文を公開し、誠心誠意の対応を心掛けたが、一度火がついた国民の怒りは収まらない。
興国生命はふたりに「無期限の出場停止処分」を下し、韓国バレーボール連盟は「代表チームからの追放」を決定。それでも手緩いと、大統領府が設置する意見箱「国民請願」には数万を超える署名が寄せられ、国民はあくまで「永久追放」を求め続けた。
およそ2か月後の4月5日、姉妹が沈黙を破る。韓国テレビ局『Channel A』の電話取材に応じ、「暴露された内容には確かに正しいものがあり、その部分については過ちを認めて、深く反省している」と話した上で、「ただ、実際には起こっていないものまで含まれていて、そこから生じるダメージがとても大きい。誤解を正すために、訴訟を検討している」と“逆告発”を匂わせたのだ。
これに対してふたたび世論は沸騰。韓国の市民スポーツ組織「体育市民連帯」は「反省するという言葉が無意味なほど、突然、いじめの被害者を告訴するというイ・ジェヨン、イ・ダヨンの姉妹は、人としての礼儀を知らない。自分たちが書いた謝罪文をいま一度読み直し、2次加害行為を直ちにやめるべきだ」と断じた。
姉妹はダンマリを決め込んでいたが、今回妹のイ・ダヨンの移籍報道が話題となるなかで、どのような反応を見せるのか。大いに注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
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韓国プロバレーボールの強豪、興国生命ピンクスパイダースに所属するイ・ジェヨン、イ・ダヨンの双子姉妹。10代の頃からエリート街道を歩み、ルックスの良さと明るい性格から老若男女を問わない支持を得て、最近ではCM出演やテレビのレギュラー番組を持つなど、国民的な人気者となっていた24歳コンビだ。
その名声が一夜にして瓦解したのは、2月10日のことだった。国内有数のコミュニティサイトで、中学時代に犯した凄惨ないじめ行為を暴露されたのだ。その内容は衝撃的で生々しく、暴言や恫喝に加えて、告発者はゲンコツで殴打された事実や、命令に従わないとナイフで脅された恐怖体験などを赤裸々に綴った。姉妹はそれぞれ過去の罪を認めて謝罪文を公開し、誠心誠意の対応を心掛けたが、一度火がついた国民の怒りは収まらない。
興国生命はふたりに「無期限の出場停止処分」を下し、韓国バレーボール連盟は「代表チームからの追放」を決定。それでも手緩いと、大統領府が設置する意見箱「国民請願」には数万を超える署名が寄せられ、国民はあくまで「永久追放」を求め続けた。
およそ2か月後の4月5日、姉妹が沈黙を破る。韓国テレビ局『Channel A』の電話取材に応じ、「暴露された内容には確かに正しいものがあり、その部分については過ちを認めて、深く反省している」と話した上で、「ただ、実際には起こっていないものまで含まれていて、そこから生じるダメージがとても大きい。誤解を正すために、訴訟を検討している」と“逆告発”を匂わせたのだ。
これに対してふたたび世論は沸騰。韓国の市民スポーツ組織「体育市民連帯」は「反省するという言葉が無意味なほど、突然、いじめの被害者を告訴するというイ・ジェヨン、イ・ダヨンの姉妹は、人としての礼儀を知らない。自分たちが書いた謝罪文をいま一度読み直し、2次加害行為を直ちにやめるべきだ」と断じた。
姉妹はダンマリを決め込んでいたが、今回妹のイ・ダヨンの移籍報道が話題となるなかで、どのような反応を見せるのか。大いに注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
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