専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
モータースポーツ

「アプローチを変えた」 角田裕毅のアルファタウリ残留にF1公式サイトが反応! チーム代表は同僚との関係性を重視

THE DIGEST編集部

2021.09.09

 今季途中からは角田に対してマンツーマンでのトレーニングを行なっているというチーム代表は、この日本人ドライバーとフランス人ドライバーのコンビを継続させる理由として、「ピエールは自身のF1での経験を活かし、ユウキの成長を助けている。今季、コース上ではコンペティティブであり、コース外では友情で結ばれている両者のポジティブな関係が、チームにとっても効果的であることが証明された」ことを挙げている。

 この“人事”について、F1の公式サイト『F1.com』は「レッドブルはこれまでのアプローチを変え、彼に姉妹チームで技術を磨く時間を与えることにした。アルファタウリのトスト代表は、角田が完全に開発されたF1ドライバーになるには3年かかると見積もっている。角田はここまで、期待したほどの速さや一貫性は見せず、ミスも犯しているが、同じ過ちを繰り返すことは滅多になく、幾度もその価値の高さを示してもいる」と伝えた。
 
 さらに専門メディアでは、『planetf1』は「角田はその前評判を考えれば、ガッカリさせる部分もあったが、18ポイントを獲得し、チームのチャンピオンシップでの争いに貢献していることは確かだ」と肯定的に報道。そして『THE RACE』は残留の理由のひとつとして、「レッドブル・グループが角田の可能性を確信しているとともに、彼にすぐ取って代われるような若いドライバーがジュニアプログラムに存在しない」ことも挙げている。

 実績よりも、「将来性」を買われての残留という感が強く、ゆえに角田は今後のレースで進歩を示していく必要がある。今週末はチームの母国GP。スプリントレースが導入されるためにフリー走行が1回減るなど、ルーキーにとっては不利な要素が増えるが、チームが認めた「天性の速さ」をハイスピードコースで発揮できるか注目したい。

構成●THE DIGEST編集部
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号