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モータースポーツ

角田裕毅、不運な赤旗で最終アタックを阻まれるも「素晴らしい結果」と高評価する専門メディアも

THE DIGEST編集部

2021.09.05

角田は予選での走りを「今週末重ねてきた進歩には満足しています」と語った。(C)Getty Images

角田は予選での走りを「今週末重ねてきた進歩には満足しています」と語った。(C)Getty Images

 F1第13戦のオランダ・グランプリは9月4日に予選が行なわれ、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は4戦ぶりのQ1突破を果たしたが、Q2では赤旗中止によって最後のタイムアタックに臨めず、決勝は15番手からスタートすることとなった。

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 午前のフリー走行(FP)で20人中最多の29周を走り込んで(タイムは1分11秒980で17番手)迎えた予選、波乱のQ1をクリアして臨んだQ2では、最初に1分11秒314のタイムを出し、終盤にソフトのフレッシュタイヤでQ1進出を懸けたアタックに臨もうとアウトラップに出た矢先、ニコラス・ラティフィがターン8でコースアウト。ウィリアムズ勢によるセッション2度の赤旗となり、今度は再開されることはなかった。
 
 タイムと順位を少しでも上げようと狙っていたルーキーにとっては悔しい結末となったが、SNSでは「赤旗によってフレッシュタイヤでのタイムアタックはできませんでしたが、予選を通して良い進化が見られました。明日、皆さんにレースをお見せすることが待ち切れません!」とポジティブに綴った彼は、チームの公式サイトでも、同様の見方で予選を振り返っている。

「今週末重ねてきた進歩には満足していますし、徐々にラップタイムを上げていくというアプローチもうまくいっていました。ここはドライビングが本当に面白いし、予選も楽しめて、車にも自信があったので、Q2へ進めて良かったです。その後、赤旗によって新品のタイヤでの最終アタックができなかったのは不運でしたが、仕方がありません。ペースは明らかに良く、Q3進出の可能性もあったので、予選については複雑な気持ちもありますが、今日の内容については満足しています」

 チームはSNSで「赤旗が出るまでは、予選は良い形で進められていたので、2度目のアタックができなかったのは残念だ」と投稿。また、車両性能のチーフエンジニアであるクラウディオ・バレストリも「ユウキは予選では順調だったが、運が悪かった」と語ったが、車の状態は悪くなく、またピエール・ガスリーが4番手という見事なグリッドを手に入れたこともあり、「明日のレースを楽しみにしている」と期待も寄せた。
 

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