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「何様のつもりだ!」韓国テレビ放送で横行する五輪代表選手への“無礼な言動”に世論が猛反発!「解説の資格なし」

THE DIGEST編集部

2021.09.29

 この『MBC』は東京五輪期間中に何度もトラブルを巻き起こし、世界中から猛バッシングを浴びた放送局だ。

 同局は五輪の開会式中継で、入場してくる出場国に対して非礼な画像やメッセージを付けて物議を醸した。ウクライナ選手団のところでチェルノブイリ原発事故の写真を挿入したのを筆頭に、エルサルバドル選手団にビットコイン画像を貼り付け、マーシャル諸島選手団に「昔の米国の核実験場」、シリア選手団に「内戦が10年継続中」とのキャプションを付ける。ハイチ選手団の場面ではあろうことか、「大統領暗殺で政局は霧の中にある」との一文を添えた。

 男子サッカーの韓国vsルーマニア戦では、韓国の先制点が相手選手のオウンゴールによって生まれたとき、テロップに「ありがとう、マリウス・マリン」との言葉を掲載。国内外から批判が殺到した事実を受け、同局のパク・ソンジェ社長が謝罪会見を開いて再発防止に努めると約束したが、その後も暴走は止まらなかった。

 柔道男子の73キロ級でアン・チャンリムが銅メダルを獲得した際に、実況アナが「私たちが望んだ色のメダルではないんですがね」とくさすと、今度は女子バレーボール界のレジェンドにも迷惑をかける。

 7月31日の日韓戦に勝利したあと、MBCはキム・ヨンギョン主将のインタビューをYouTube公式チャンネルで放送。その際に画面上のテロップに文字で示された質問は、「サッカーも野球も負けてしまい、バレーボールだけが勝ちましたが?」だった。それに対してキム・ヨンギョンは「ありがとうございます、とても満たされた気持ちです」と返答したのだが、これではヨンギョンが他競技の選手・チーム対してリスペクトを欠いたように聞こえる。だがのちに、実際の記者の質問が「国民に希望を与えましたね」だったことが判明。ニュアンスはずいぶん異なるだろう。
 
 極めつけが最終日の男子マラソンだった。ケニアから韓国に帰化したオ・ジュハンは15キロ付近で無念のリタイヤとなったが、中継の解説者が「ああ、なんてことだ。私は彼がメダルを獲ると断言してきたんですよ。それなのに……。完全に冷水だ。冷水を浴びせられましたよ!」とまさかの叱責。さらに実況アナウンサーも「なによりもメダルとレースこそが重要」と追随し、あろうことかオ・ジュハンに“ダメ出し”をしたのである。

 呆れてものが言えないレベルだ。旧態依然としたテレビメディアに対して、韓国スポーツファンの不信感も頂点に達したのだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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