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モータースポーツ

「我々を驚かせる」角田裕毅についてチーム代表が語った満足感と期待。一方で「後釜」候補への言及も

THE DIGEST編集部

2021.10.04

 ただ、角田が今後も“安泰”であるというわけではなく、チーム代表はレッドブルのジュニアプログラムの人材についても言及し、「F2の優れたドライバーが控えている。今後、アブダビでのヤングドライバーテストにも出場するリアム・ローソン、ユーリ・ヴィップスの2人だ」と、ある意味、「後がつかえている」状況であることを示唆。ちなみに、レッドブル・グループ以外では、オスカー・ピアストリ、テオ・プルシェイア、ロバート・シュワルツマンの名を挙げ、「いずれも間違いなく、未来のF1ドライバーだ」と太鼓判を押した。

 続いて、今季のチームのランキング争いにおいて重要な役割を担うガスリーについては「非常に重要な存在であり、豊富な経験で我々を導いてくれる。彼はマシン開発において、正しい方向性を示してくれた他、車にぴったり合うドライビングスタイルを見出した」と賛辞を贈り、このフランス人ドライバーがレッドブルに再昇格できずに失望したというニュースを受けて、「ピエールは、我々との仕事に快適さを感じている。我々は、彼の願いは全て叶えてあげたいと思う。まだ若いし、時間は十分にある」と語っている。
 
 最後にレッドブル・グループの一員であるトスト代表は、メルセデスと激しくチャンピオン争いを展開している“姉妹チーム”にも触れ、今季は“絶対王者”ルイス・ハミルトンを凌駕するほどの勢いを見せているマックス・フェルスタッペンに、初戴冠の可能性が十分にあると確信している。

「ザントフォールトで大きな期待とプレッシャーをかけられながら、母国の熱狂的なファンの前で、常にライバルに対して優位性を保ち続けたのだから、もはや彼が恐れるものは何もない。あのレースには感動した。今後もハミルトンとのエキサイティングなレースが展開されるだろうが、最終的にマックスがタイトルを獲得できれば最高だ。彼を過去の偉大なドライバーと比較するのは難しいことだが、リスクを恐れない意思と勝利への強い意欲を見ると、アイルトン・セナのようなタイプのドライバーになる可能性が高いと思う」

構成●THE DIGEST編集部

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