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モータースポーツ

ロシアGPでのハミルトンとノリスの明暗はどこで分かれたのか?「残り8周」での決断を海外メディアが回想

THE DIGEST編集部

2021.09.29

ハミルトン(左)のタイヤチェンジが今回は結果に結びついたが、雨が上がっていたらノリス(右)に軍配が上がっていたことだろう。(C)Getty Images

ハミルトン(左)のタイヤチェンジが今回は結果に結びついたが、雨が上がっていたらノリス(右)に軍配が上がっていたことだろう。(C)Getty Images

 F1第15戦ロシア・グランプリの決勝は、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が逆転で制して通算100勝という前人未到の大記録を樹立したが、ランド・ノリス(マクラーレン)が初優勝をほぼ手中に収めていた残り8周からの雨をめぐる両ドライバー&チームの動きは、見る者に強い印象を与えることとなった。

 46周目から降り出した雨に対し、当初はノリス、ハミルトンともにスリックタイヤでの走行継続を望み、接戦を演じていたが、ハミルトンが49周目を終えた後にピットインしたのに対し、ノリスは最後までスリックで走り切ることを選択。結果的にノリスの賭けは裏目に出て、強くなった雨の中で懸命に車をコントロールするも、51周目でコースアウトしてハミルトンの先行を許し、最終的には7位でレースを終える羽目となった。

 レース後はしばらくコクピットから降りることなく、悔しさの程を窺わせたノリスは、「とても失望している」と正直な気持ちを明かし、「チームはピットインさせたがっていたが、僕はステイアウトすると決めた。これは僕の決断だ。不思議なことに、雨が降り続けるとは言われたが、強くなるということを我々は分かっていなかった。小雨が続くという情報を基に、僕は判断した」と語った。
 
 この両者が明暗を分けた8周を、スポーツ専門チャンネル『ESPN』が回想。両チームの無線でのやりとりを振り返りながら、異なる決断を下すことになったポイントに迫っている。

 首位ノリスと2位ハミルトンのタイム差が1秒345で突入した46周目、まずノリスがスタンドの観客の多くが傘を開き始めたことを無線で報告。続く47周目はまだ、雨が少なかったものの、ノリスのタイムは前の週よりも3.6秒も遅くなるなど、ドライビングには間違いなく影響を与えており、またここでチームからは「雨はレースの終わりまで続くだろう」と伝えられた。

 さらにこの周でノリスはコースアウトし、ハミルトンは追い抜きのチャンスを迎えるが、過去のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とのバトルがもたらした結果を教訓として、ここでは強引に前に出ることを思い止まったという。なお、マクラーレンはこの時、残り数ラップでのバトルに備え、燃料の節約を指示している。
 

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