こうした反省を踏まえ、２年目の準備に早くも取り掛かろうとしている角田。来季はレギュレーションの大幅な変更もあって、どのような有利不利があるかは現時点で全く分からない状況であり、彼はこれをポジティブに捉えているが、18インチタイヤの使用については、自身のSNSで「18インチタイヤ」という一文に“ハート目”の絵文字を添えているだけに、前述のテストで好感触を掴んだのかもしれない。
  　これについて彼は、『F1.com』に対して「テストで使った車は来季のものと同じではないので、どうなるかは分かりませんが、タイヤに関してはF２で18インチを経験しており、それと似たような感じでした。F２での経験を活かせるのは良いことであり、それをとても楽しみにしています」と語っている。

　今季はルーキーとして、あらゆることでハンデを背負うことを強いられたが、来る新シーズンではアドバンテージを得ることができるだろうか。貴重な経験を積んだ角田に対しては、来年３月下旬の開幕戦バーレーンGPに向けて、期待は膨らむ一方である。

構成●THE DIGEST編集部

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