「バルセロナで有用なデータを多く収集し、その分析を続け、最終テストに向けて開発を進めてきた。今回は『AT03』（2022年型車）の特性をより理解するため、非常に長いテストリストを用意した。条件はバルセロナとは大きく異なり、ここではコースが非常に暑く、全体的に風も強かったため、今朝のドライビングは予想よりも簡単ではなかったようだ」

「最初は空力系の確認に時間を費やし、続いて機械的な点に焦点を移し、次にタイヤをC４やC５といった柔らかいものに変更した。週末のレースで使用する前に、これらのタイヤを経験させられたことは良いことだった。最後にピットストップの練習で１日を締めくくったが、今日も幾つか非常に有用なデータを得られた」
  　なお、テストは２日目が角田、最終日は午前にガスリー、午後に角田が、それぞれ走行を担当する。角田は先日、「新たなシーズンを迎えるのが待ち切れません。僕たちには多くの可能性があります。マシンのポテンシャルを可能な限り引き出し、良いパフォーマンスを発揮できるかどうは僕たち次第です」と語っていたが、最後の調整の場でこのイタリア・ファエンツァのチームが最高の準備を整えられるかどうかに注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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