また、理事会機能などの充実も図られる。河本副会長は、「方向性などを議論し、川合会長をサポートする」と「運営企画会議」の設置を発表。これについてJVA理事経験者は「これまでも業務執行理事会という組織はあったが、執行部以外の理事らも加わることで、多角的な議論が出来る」と期待を寄せる。
さらにメディアとの関係性構築の必要性にも触れた川合会長は、「対応が悪いと記事にも取り上げてもらえない」とピシャリ。そして、「テレビ局に企画案を出して特集を組んでもらうなど、こちらから仕掛けることも必要。東洋の魔女やミュンヘン五輪の男子など、バレーはブレイクしやすい競技。波を作る作業をしなければならない」と力を込めた。
バレー界の要職に就いた近年は、バラエティー番組などへの出演は見合わせてきた川合会長。それだけに、バレーやビーチバレーを知ってもらうために、自ら番組内容に応じて、積極的に出演するつもりでいる。
飾り気の少ない試合会場の雰囲気を一変させ、ファンやスポンサーに喜んでもらう仕掛けも、すでに頭にあるという川合会長。「僕なんかが、トップセールスといってもどれだけ出来るかわからない。でも、頭を下げることは出来る」とJVAの信頼回復と、ファンに愛されるバレー界を取り戻すため、地を這う努力は惜しまないつもりでいるようだ。
文●北野正樹(フリーライター)
【プロフィール】きたの・まさき/1955年生まれ。2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。南海が球団譲渡を決断する「譲渡3条件」や柳田将洋のサントリー復帰などを先行報道した。関西運動記者クラブ会友。
さらにメディアとの関係性構築の必要性にも触れた川合会長は、「対応が悪いと記事にも取り上げてもらえない」とピシャリ。そして、「テレビ局に企画案を出して特集を組んでもらうなど、こちらから仕掛けることも必要。東洋の魔女やミュンヘン五輪の男子など、バレーはブレイクしやすい競技。波を作る作業をしなければならない」と力を込めた。
バレー界の要職に就いた近年は、バラエティー番組などへの出演は見合わせてきた川合会長。それだけに、バレーやビーチバレーを知ってもらうために、自ら番組内容に応じて、積極的に出演するつもりでいる。
飾り気の少ない試合会場の雰囲気を一変させ、ファンやスポンサーに喜んでもらう仕掛けも、すでに頭にあるという川合会長。「僕なんかが、トップセールスといってもどれだけ出来るかわからない。でも、頭を下げることは出来る」とJVAの信頼回復と、ファンに愛されるバレー界を取り戻すため、地を這う努力は惜しまないつもりでいるようだ。
文●北野正樹(フリーライター)
【プロフィール】きたの・まさき/1955年生まれ。2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。南海が球団譲渡を決断する「譲渡3条件」や柳田将洋のサントリー復帰などを先行報道した。関西運動記者クラブ会友。