今回、31年が経ってようやく歴史が動いたというわけだが（国籍が異なるアジア人としては初）、アルファタウリとアルファロメオが共に今後も入賞を狙えるポテンシャルを持つ車であることから、ここからはこの記録が頻繁に更新される続ける可能性があると同メディアは指摘するとともに、さらにウィリアムズのアレクサンダー・アルボン（タイ人）が加わり、「アジア勢３人の同時入賞」という新たな歴史の創成もあり得ると予想している（現時点でウィリアムズは苦しんでいるようだが……）。
  　角田は昨季の開幕戦を上回る成績を残したが、それがチームメイトのピエール・ガスリー、レッドブルのマックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレスのリタイアによってもたらされたものでもあることを自覚し、喜びは控えめで、冷静にチームとして改善すべき点が多いと指摘している。

　開幕戦ではミスなく仕事を果たし、レース中にはボッタスがDRSを使用して背後に迫った際、無線でこれを知らせるエンジニアに対して「落ち着いて」と語りかけるなど、昨季からの“進化”を見せた日本人ドライバーは今週末のサウジアラビアGP、ガスリーがパワーユニット交換でグリッド降格となる可能性が高いと見られる中で、より大きな期待や責任を背負うことになるかもしれないが、そこで再び目に見える結果を果たせるだろうか。そして、中国人ルーキーもそれに続くことができるか!?

構成●THE DIGEST編集部

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