ポジティブな展望を示した理由については、「レッドブルの姉妹チームは、2021年と比較して、２人のドライバーがより成熟したというアドバンテージを持っている。2020年イタリアGPの驚きの勝者であるフランス人はすでにF１で６年目に突入し、角田は最初の年に多くの間違いを犯しながらも、同時に多くのことを学び、今季は昨季よりもはるかに良い印象を与えている」と綴られている。
  　車についても「技術面でも、アルファタウリはうまくいっている。バーレーンでの合同テストでガスリーが全体の２番手のタイムを計測するなど、ドライバーを満足させるものだ」と、まだ解決すべき問題はあるものの、ポテンシャルは高いとして評価。予算上限の引き下げを受けて、レッドブルと同じパーツを使用する一方で、デザインなど独自の部分も少なくなく、そのバランスも良好だとしている。

　また、現時点では不安材料ともなっているPUについても、実質的にホンダ製であり、昨季レッドブルでドライバーチャンピオンシップを獲得した強力な体制が継続されている点はプラスの要素であると判断された。

　こうしたことから、同メディアはアルファタウリを「５位」にランク付け。「良いドライバー＋良い車。この方程式はうまくいくだろう」と予想し、チームの目標とするチャンピオンシップの順位と同じ評価を与えている。アルピーヌは相変わらずの強さを発揮し、さらにアルファロメオ、ハースが躍進するなど、昨季よりも競争は激しく、厳しいものとなっているが、この独メディアの見立て通り、イタリアのチームは２人のドライバーによって継続して強さを発揮することができるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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